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【累計10万PVありがとうございます! 水・土更新】未完のゼーレ〜仮初を暴きし世界《Evanescens: Revelans Genesis》  作者: 月末了瑞
序章(起)『母の想いと子の願い』〔世界観や主に過程など〕

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-不快な青年-11P

「あっ、あの、すみません……」


 そう助けを求めた。


 影の正体は、()()ローブをまとい、黒く伸びた長髪を、頭上で束ねた細身で長身の青年。


 だけど声をかけてから気づく。この人、なんか怖い感じがする……。どこかおぞましい雰囲気を漂わせる青年に、大丈夫だよね? そう胸に落としながら、返答を待つこと数分。


「……」


 アレ……? だけど青年は、無言で僕をギロりと睨みつけ、どこか威圧的な雰囲気を漂わせるだけ。


「あっ、えっと……、教会の関係者ですか?」


 しまった! 見慣れない色だけど、ローブを着ているから、教会関係者だと無意識に認識していた。


 もしかするとこの人は、一般人だったんじゃ……!? なんて、今更気づいても遅い。そんな不安を抱えながら見つめていると、青年は長い長い沈黙のあと、


「……………………そうだと言えば、なにかあるのか?」


 不安げな表情で見続ける僕に根負けしたのか、冷た声で無愛想に答える。


「良かった……! えっと……。魂の色を鑑定してくれる人がいると聞いたんですけど、セラフィムの説明が大ざっぱすぎて、迷子になっちゃったらしくて……」

 

 教会関係者なんだ。そう安堵しかけたものの、すぐ矛盾点に気づく。


 確かフォルトゥナ教会では階級があるらしく、教会で働く人々のことを魂を導く者(セイト)と総称している。

 

 そんな魂を導く者(セイト)は、なん段階の階級に分かれるんだけど、着ている礼服が違うから、どの階級の魂を導く者(セイト)かを、瞬時に判断することができる。


 僕たち一般人が関わるのは基本、セラフィムとケルヴィムのみ。だから一風変わったフード付きローブの、『赤』と『青』を着用している人に声を掛ければ間違いない。

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