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-教会へ-8P
「ん」
と一言、なにかを要求するような態度を見せる。
ん? この人はなにを言いたいんだろ? えっ、もしかして金を要求しているとか……? 僕はそんな困惑を覚えながら、
「えっ? 魂の使命こん願者登録って、お金が必要なんですか?」
そんな疑問を口にした。
だけど、そんな僕の疑問に満ちた質問に、セラフィムはさらにイライラした表情を浮かべ、
「は? 成人の証。早く見せて」
まるで僕がなにも解っていない愚か者であるかのような冷ややかな態度で、そう要求を口にする。
「あっ……」
僕はようやく理解し、苛立ちを覚えつつも言われた通りに成人の証を差し出した。
「あ〜、枠はまだ空いてるみたいだね。えーっと──」
セラフィムは、形式的なチェックを済ませると、気だるそうに立ち上がり、なにかを探し始める。
その態度は、仕事すること自体が苦痛であるかのように……。




