表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

199/1661

-カルマンってほんと気持ち悪い-7P


 念の為、僕はフェルにどうやって対処するのか聞いてみた。


「オマエの急所を殴ってやるガウ!」


 予想通りというか……それだけは勘弁して欲しいと言う回答がフェルの口から飛び出してきて僕は絶句する。


「ちょっとそこの魂の使命こん願者(ドナー)、魂を貸してくれない?」


 そんな会話をフェルとしていると魂を遣う者(シシャ)が魂を貸してほしいと頼む。


「僕……ですか?」


 僕は良かった。この女性から離れれる! なんて嬉々としていたのに、


「あっ……いや……君じゃなくて……その隣の女に言ったんだが……」


 魂を遣う者(シシャ)は僕と目すら合わせようとせず、しどろもどろした態度で声を震わせる。


 これはカルマンのせいだ! 僕、誰からも魂を遣われてないんだけど!?


 そんな怒りを覚えていると、女性は僕に答えを聞けずモヤモヤしているような態度を見せながらも魂を遣う者(シシャ)の要請は絶対だ。


 渋々ながらもその魂を遣う者(シシャ)に魂を貸し出すため僕の元から離れる。


 だけど離れる前、


「あとで教えてくださいね」


 なんて僕に威圧的な声で耳打ちしてきた。


 僕はこのあと、丸裸にされて焼き殺されてしまうかもしれない……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ