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-とある日の……-6P


 なにが書かれているのか気になるのか、カルマンが俯いていたところ、僕の部屋の扉を叩く音がし、母さんがにこやかな笑顔で入ってきた。


「カルマン様〜。もうすぐご飯ができるのですが食べていかれますか〜?」


 母さんはそう言いながら、カルマンを見て肩を小刻み震えさせる。


 僕にもなぜ笑ってるか解らないけど、書いた言葉は


〝俺は伝えるべき重要な内容を伝え忘れ自主反省中です〟


 と書いただけなんだけどね。


 笑いを必死に堪える母さんとは裏腹に、なぜ笑いを堪えているのか解らないカルマンはキョトンとしたあと、少し腹が立ったのか「遠慮しておく」とぶっきらぼうに答えた。


「反省中だからその判断は良いと思うけど、折角だし母さんのご飯食べていきなよ」


 僕はカルマンの肩にポンッと手を置きニコッと満面の笑みを浮かべ圧をかける。


「……おまえ、今日はキャラが変わりすぎじゃないか?」


 カルマンはなにか言いたげな表情を浮かべ、少し黙り込んだあとそう言う。


「そんなことないと思うけど? それにこんな風にさせたのはカルマンの自業自得だよ? いわゆるざまぁだと思う!」


 僕はそう言い、母さんが晩御飯を作り終えるまで待とうねと伝え、そのまま三十分程、跪坐させた。


 三十分後──

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