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-とある日の……-5P
ただただ眺めているとカルマンは僕が渡した紙にペンで何かを書き始め、書き終わったものをフェルに手渡し
「これを首からかけて跪坐しておけ」と言う。
僕はなにをさせる気なんだろ? と思い、それを眺めていると、フェルが首から掛けた厚紙には
〝オレサマはカルマンにとても臭いナニカを当てただけでは留まらず、カルマンをう○こ塗れにするイラストを描いて反省中です〟
と書かれていた。
カルマンはなにをしているんだろう。と思いつつも僕はハッと閃き、厚紙にササッと文字を書き、それをカルマンの首に無言で掛ける。
「なんだこれは?」
カルマンはそう言いキョトンとして僕の顔をまじまじと見る。
「良いからこれを首にかけて、フェルの隣で跪坐して」
「……?」
カルマンは俺になにをさせるんだ? とキョトンとしたまま、僕に言われた通り、フェルの隣で跪坐する。