表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【累計11万PVありがとうございます! 水・土更新】未完のゼーレ〜仮初を暴きし世界《Evanescens: Revelans Genesis》  作者: 月末了瑞
最終章『選択が記す結末の行方。答えの先の彼岸かエデンか』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1703/1712

216-続き-

「ねぇリーウィン(あんた)。ドラゴン型のメテオリットを倒したことあったよね?

 その時みたいなことできないわけ?」


 ルフーラがふと思い出したように問いかけてきた。


 それを思い出した僕は、“あれは……”そう言って一瞬だけ口篭る。


 けれど――ハッ!


 その一言で、強度の高い蔓を作り出せることを思い出し、すぐさまノインへと確認した。


(ノイン!

 ノインの蔓ってどこまで強度を上げることが出来るの!?)


『せやな〜

 言うなれば、どれ位でもできる思うで?

 あ、せやけどわいの身体は植物やさかい、どんだけ硬とうなっても火には弱いわ!』


 それが自分のデメリットなんだよね。なんて言いながらノインは僕にそう説明してくれた。


(お願いなんだけど、強度の高い蔓で、あのメテオリットの皮膚を削ぐことは出来ないかな?

 多分皮膚を削いだところで、ヌルに痛覚がなければ痛くも痒くないと思うけど、そうすることによって、ルフーラたちの技が入りやすくなると思うんだ。

 あと、一人より二人の方が確実性が生まれると思うから、僕と呼吸を合わせて欲しい!)


『しゃあないな〜

 やってみるわ〜!』


 ノインはそう言いながら先端が鋭利で硬い蔓を何十、何百本と作りだす。


 その間に僕は、ルフーラにそう確認する。


「ルフーラ! 水の牢……シールド見たいなの出すことできない!?」


「え……水じゃないとダメ?」


 ルフーラはそんなことを言いながらも、僕がなにか策を思いついたことを理解してくれたんだと思う。


「……あ、あったよ

 これどうするの?」


 そう言ってすぐさま指示を仰いできた。


 僕はその返事に、心の中でガッツポーズをしながらも、チラリとアリエルへと視線を向ける。


「僕が指示を出したらそれを出して欲しい!

 次にアリエルにお願いがあるんだけど……」


「嫌よ! なんであんたの言うことを聞かなきゃならないのよ!

 それに今はこのクマを倒すために休戦してるだけよ!?

 敵に塩を送ってなんの意味があるのよ!」


 話の途中、僕が全てを話す前に非協力的な態度を示す。


 だけどこれは想定通り。


 多分だけど、僕の読みが正しければここでカルマンが――


『協力してやれ』


 と言う。


 そのセリフにアリエルは、納得いかないような態度を見せつつも、カルマンに逆らうことはできないらしい。ムスッとした表情のまま、渋々“わかったわ”と了承してくれた。


 話が纏まった所で、ノインが蔓をつくりあげ、それを見計らうようにして、僕は先端の尖ったナイフのようなロザルトの蔓を。ノインは複数本の先端が鋭利に尖った針のような蔓を、ドリルのように回転させながらヌル目掛けて放った。


「ぐぉぉわぉぉぉぉぉ!」


 僕とノインの技は上手くヌルに命中する。


 そしてここが誤算だったんだけど、ヌルは痛覚を持っていたらしい。皮膚を貫通しながら削ぎ落とされるのは、流石のヌルも応えたらしく、絶叫に似た咆哮をあげながらバランスを崩す。


 それを理解した僕は、すぐさまル指示を飛ばした。


「ルフーラ、今すぐ水の牢を作って、そこに誘導して!

 アリエルは、幻影でヌルの翻弄を。

 ノインは僕のロザルトと融合させて攻撃する感じで!」


 ロザルトは植物だから水との相性はかなり良いはず。


 それに、水の牢にしておけば、もしかすると僕の想定外の効果も生まれてくれるかも。


「そして、最後にフェルは高温の炎をカルマンの鎌に纏わせて!

 で、カルマンはそのままシールドごとヌルを切り裂いて!」


 僕はそんな指示を出しながらも、水蒸気爆発を起こす算段を整えた。


 とはいえ、僕はルフーラやカルマンみたいに頭は良くない。そこら辺で知った知識だから、そんなに上手くいくとは到底思えない。


 一か八かの掛け勝負な所があるから念のため、各々の判断で自身を守るシールドを張って貰うことにした。


 全員の了承を得て、作戦開始。


 ここから反撃だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ