表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【累計11万PVありがとうございます! 水・土更新】未完のゼーレ〜仮初を暴きし世界《Evanescens: Revelans Genesis》  作者: 月末了瑞
最終章『選択が記す結末の行方。答えの先の彼岸かエデンか』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1701/1712

214-続き-

「ほぅ……

魂を守護するモノ(ツカイマ)の分際で、火を自在に扱えるとはなんと忌々しい……

 小さなその体で、私に楯突くつもりですか」


 新たなタナストシアはそう言うとクマの化け物に殺りなさいと命令する。


 それと同時。クマの化け物は、うおおおおお。と咆哮したあと、後ろ足を思いっきりあげ四股を踏みはじめる。


 その行動はどこか人間というか……意思ある存在に思える。


 だけど、白目を剥き出しにしてヨダレを垂らしているところを見ると、どうしてもそんな感じには思えなくて……。


 僕はゴクリと唾飲み込んだ。


「このメテオリットは今まで街で暴れ回っていたソレとは異なり、最凶の名を持つ完全体の第一号ヌル――さぁ抗いなさい」


 新たなタナストシアはそう言い両手を広げると、ヌルと呼ばれるクマの化け物が、僕たちに向かって突進しはじめる。


 そんなヌルの行動に、思わずカルマンが声を上げた。


「なにが先手必勝だ!

 殺るなら一発で仕留めろ! このポンコツタヌキ!」


「うるさいガウ!

 アイツ、思った以上に焼きにくいんだガウ!」


 そのやり取りは、カルマンがタナストシアだったと判明する以前のもの。


 そう言えば、こんな感じでカルマンとフェルって仲が悪かったんだっけ。それから……ヘレナともあんまり馬が合わない感じだったよね。


 僕はそんなことを考えながらも、ふとルフーラの方へと視線を滑らせた。


 ルフーラは、クルトが死んじゃったかもしれない。そんな絶望を抱くようにして、心ここに在らず。


 ちゃんと動こうとはしているみたいだけど、投げやりというか。精神的な負荷が高いように思える。


 それから……どうしてかわからないけど、ヘレナの死と同時に消えたファルファルーンの気配。もしかすると、あれも関係してるのかも。


 とはいえ。僕がどうして神様の気配を感じ取れるようになったかはわからない。だけど、最後の覚醒? それがげんいんなのかも。


 もしかすると、ルフーラが言った〔神の領域に近いもの〕がこう言う事を指すのかもしれない。


 まあ、実際にはわからないけど。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ