表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
151/1661

-誰、これ……?-6P


 僕は現実を理解しつつ、討伐後に支給された二百五十万セクトのほとんどをカルマンに渡し、「どうにかできないかな?」と頼み込んだ。


「ふむ……、なら条件を出してやろう。俺と専属契約を結べ。そうすれば、分割で支払うことを許してやる。期日も大目に見て無期限だ。悪くないだろ?」


 なんて言い始めた。


 えっと……元々、一億五千万セクトっていう大金を一括で払わせようとしてたの? えっ、いけると思ってたのかな? この人、頭のネジ何本か飛んでる? そう困惑を覚えながらも、専属契約への回答をまだしていない。僕は渋々、了承せざるを得なくなってしまった。


 はぁ──。カルマンの頭が急に吹っ飛んで、|フェルの窃盗事件(この件)を忘れてくれないかな……。なんて無意味な妄想が頭をよぎった。


 今回はさ、メテオリットの欠片を討伐する時に何度か魂を貸したから良かったよ? でも、普通に考えて、無理じゃん? そんな小言を胸の中で落としていると、違和感を覚える。


 あれ……? 討伐時に魂を貸した回数って何回だっけ? 確か──、六回くらい……? あれ、えっ? ちょっと待って!? 


 なんか、五十万セクトほど多い気が──

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ