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-たぬきじゃないから!?-5P


 僕はそんなことを胸中で、滝のように巡らせながらも、その行動を見過ごすわけにはいかない。


「ちょっと! 退()けて!」


 机の上に置かれた脚を勢いよく(はた)き落とし、怒気を強めた。


「なにするんだ、このバカ!」


「バカはキミだよ! 人の家で好き勝手にしないでくれる? ほらサッサッと足を退けて! 邪魔! はい、退ける!」


「は? おまえ、喧嘩でも売ってるのか?」


 カルマンは再び不貞腐れた態度で、机に足を起き、威圧するような目で睨みつける。


「そんな目をして威圧しても、ダメなものはダメなの! そもそもあからさますぎるんだけど!? そんなことして、フェルの件から目を背けても無駄だからね!?」


 僕はそう叱責しながら、「なんでもいいから、良い子にしてよ!」なんて声を張り上げ続けた。


 そんな僕にカルマンは、


「はぁ!? おまえ、俺のことをなんだと思ってるんだ!?」


 なんて八つ当たりするように怒鳴り返され、それに負けじと僕も、


「キミが小さな子みたいに意味の解らない行動するのが悪いんでしょ!?」


 なんて声を荒らげ続けた──。

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