表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
130/1661

-常識知らずなカルマン-8P


「契約すればどうなるの? なにか僕にメリットでもあるの?」


「専属契約すれば俺以外、おまえの魂に触れることができなくなる。もし契約者以外が無理に魂をつかおうものなら、そいつに強い負荷がかかり、契約者の能力次第では、最悪死ぬな。だが、おまえはメリットを知りたがっていたな」


「うん、そうだね」


 なぜそこまで勿体つけるのかは理解できないけど、僕はジトーッとした目で睨み続けた。


「変な顔をするな、うっとうしい。──俺と契約すれば、魂が護られ死亡のリスクが大幅に回避できる。それと同時に、気枯れの進行も大幅に遅らせることができる。あと、おまえのたぬきも無駄死にを免れるだろう」


 カルマンは、ぶっきらぼうな態度で契約のメリットを説明してくれた。だけど、最後に全く聞き馴染みのない単語を放り込み、僕にどうするんだ? なんて圧力をかけてくる。


「それが本当だとして、契約を結んだあと、破棄する場合はどうするの? あと、たぬきってなに?」


「はぁ──、まぁいい。契約の破棄は厄介だが簡単だ。契約者の前で契約書を破り捨てればいい。ただし、無理に破棄させた場合、それ相応の罰が下る。簡単だが、両者の意見が一致しない限り、まず契約破棄は不可能だ。だから契約する前によく考えろ」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ