表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
127/1661

-常識知らずなカルマン-5P


僕には関係ないし、いっか。という諦めの感情が湧き上がる。


「へー。で、要件はそれだけ?」


 僕はそう言い、カルマンを追い出すべく、部屋の扉をゆっくり開けた。


「なぜそんなに怒っているんだ? おまえに話があると言っただろ?」


「なら早く要件を教えてよ」


 僕がそう促すと、カルマンは(せか)しないやつめ。そう言いたげにまた溜め息を零し、


「おまえの魂の性質上、不特定多数の魂を遣う者(シシャ)に貸し出すのはリスクが高すぎる」


「そうなの?」


「現に、俺の調査が正しければ、おまえは何度も死にかけているだろ?」


「え、なんでそんなこと調べてるの? ブツブツって、鳥肌が立つんだけど」


 カルマンのその一言に、背筋にゾワッとした悪寒を感じ、無意識に罵倒(ばとう)していた。


「俺が好き好んでおまえの調査をすると思うか? 少しはそのない頭を使え。おまえの場合、魂の色が特殊が故に、教会側からの監視が強化されている」


「それは、僕と同じ魂を持っていたアードが原因?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ