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-変わった夢-2P


 ※※ ※ ※※ ※ ※※ ※ ※※ ※ ※※ ※ ※


「おまえの望みはなんだ?」


 真っ暗闇の中、女性のような──


 ハスキーボイスとまでは言い難いけど、どこか落ち着いた声が、僕に語り掛けてくる。


 望み……? 僕の望みは平凡な日常で、母さんたちと楽しく過ごすこと……かな〜? そんなことを考えながらその願望を口にしようと開けたと同時に、


「おまえの運命は、動き始めた」


 声は、まるで独り言のように話し続ける。


だけど、『運命』というその言葉を聞いたとたん、また運命の話? 僕はどこか辟易(へきえき)とした気持ちが湧き上がり、自然と溜め息を漏らしていた。


 だって、クトロケシス神にも言われたんだよね……。でも運命とかよく解んないよ……。そんな僕の心境なんて知らないと言わんばかりに、声の主は


「おまえは、これから重大な使命を受け入れ、進んでいくことになるだろう」


 淡々と要件だけを続ける。でも、そんな言葉を受けても、ちっとも理解できるはずがない。


 僕は運命って言葉はもうお腹いっぱいだよ。そんな不満を抱えながら、


「あの……。重大な使命とか、運命とか言われても、僕にはさっぱり理解できないんですけど。クトロケシス神のように、あなたも教えてくれないんですか?」


 疑問を投げかけた。


 そんな僕の問に声の主は、


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