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15:見え隠れする家柄
「寿司食べたい」
「シャトーブリアンのステーキ」
「チキンステーキをお願いします」
「シャトーブリアンは流石に無理。牛ステーキね。食べたいステーキのグラム数、寿司のネタ、どんどん言ってね」
この食料庫のすごい所は魔力さえ足りれば食料品を複製して増やせる所なんだよね。シャトーブリアンは流石に持って無かったけど。
寿司ネタに関しては上司が海鮮好きなのもあって非常に豊富だしね。
「食器はこの竹槍分解して使おっか」
「え?」
「衛星的に大丈夫ですか?」
「お姉さん?」
「竹槍は食器として優秀なんだけどなぁ…」




