033.
「え、されてますよー。」
「されてないよ。だって星君って発売されてから半年も経ってなかったからね。」
え、星君は発売から2年は経っているはずだけど……
もしかして、
「リノさん、リノさんが前世で亡くなった時、西暦何年ですか?」
「西暦2016年だったよ。」
やっぱりそうだ!私がこっちに来た時は西暦2018年。リノさんと私がいた時は少し違うんだ。
「私は西暦2018年からです。」
「そういう事か。」
リノさんも気がついたっぽいわ。
「それで、今はもう続編の発売が決定していて、2ヶ月後に発売です。」
「そうなの!?どういう内容?」
「えっーと、異世界転移もので舞台は星君の隣の国の話で…異世界に召喚された女子高校生が聖女となって頑張りながら攻略対象を攻略していく、みたいな内容です。」
これって、完璧にオーギュスト国の話だよね!!
あぁ、だからあの子はなんで私がいるのかって言ったのか。ゲームでは1人のはずだったから。
「藍里ちゃん、それってさ…」
「はい、絶対オーギュスト国の話ですよね。」
「うん、そう思う。藍里ちゃんって、何歳だっけ?」
「大学1年の19歳です。」
「ということは、もう1人が一応主人公の立ち位置になるんだね。」
「そうですね。」
「それで、人生先輩の私からアドバイス。」
アドバイス?なんだろ?
「ここはね、確かに乙女ゲーの世界かもしれないけど、みんなそれぞれ違ってキャラクターではないし、シナリオなんかなくて未来は変えられるよ。」
未来は変えられる、か。リノさんが言うと説得力あるなー。
「…ありがとうございます。」
「いや。それで、私が話したいことなんだけど……」
あ、そういえばそうだった。
「藍里ちゃん、自分のステータス、見たことある?」
「ないです。」
ステータスなんてあったんだ……
「じゃあ、私が見てみてもいい?」
「お願いします。」
どのぐらいのことが分かるのかな?
「藍里ちゃんのステータスはね、
MP 10000
Lv.34
役職 聖女」
え!?役職、聖女!?




