018.
ブックマーク登録、評価、よろしくお願いします!
なんで……
「まずね、私、人の魔法属性が見える特殊体質なんだよ。そして、アイリちゃんは火、水、風、闇属性が見えたんだよ。過去に闇属性を持っていた人は異世界人しかいないから、わかったんだ。」
闇か。異世界人が2人こっちに来て、光と闇1人ずつか…
「そうだったんですね。そこまで分かっていながらも、何も言わないでいてくれてありがとうございます。」
「いや、何かあったのかなと思ったから。」
リノさんは優しい、とっても。でも今はその優しさがつらい…
何も言わなかった私がわるいのに。
「リノさん、本当に今までご迷惑をおかけしてすいませんでした。明日までにここを出ていきます。」
「えっ!!どうして?」
「私は、リノさんになんにも言わなかったんですよ。こんな私は優しいリノさんにお世話になっていいはずがないです。」
そう、私は邪魔者。
でも____自分で言ったのに辛い。
「そんな事ないよ。逆に手伝って貰っているのは私の方。しかも、初めて会った時に魔法属性のことを私が言っていたら、アイリちゃんは国の保護対象になってた。
でも、こんな私の元で今後も働いてくれる?」
「もちろんです!私こそよろしくお願いします!!」
こういうことで、私はまだまだここで働きます!!!