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超脳力者の不善業  作者: 高島良太
0.プロローグ
1/17

治験

※20話か30話で終わる予定です。


「えー今から、脳の実験をさせて貰います。担当の永沢(ながさわ)です」


 いかにも怪しい白衣を着た中年のおじさんがこれから行うことを説明する。

 これから行うのは、治験というものだ。


「えー、集まってくださった方々には4泊5日、泊まっていただきます。

 そして途中退場などせずしっかり受けていただくと30万、報酬として渡す事となります」


 集まったのは男2人、女1人の3人。


「分かりました」



 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※



「偉いな。池ケ谷は。親のためなんだろ」


 話を振ったのは竹田(たけだ) 正孝(まさたか)


「いや、そんなことないっスよ。居候させてもらってんスから。それにしても30万は治験でも高い方だったな〜」


 金を見て嬉しがっているのは(い け)(が や)最勝(もずく)


「ちょっと怪しかったけどね」


 最勝の横で苦笑いしているのは、新橋(にいはし) 紗英(さえ)

 最勝の彼女で最勝の治験について来たのだ。


「そんなこと言っちゃダメだぞ」


 竹田は笑いながら注意する


「すいません...でも薬のせいか目や耳が良くなったんですよ!」


 嬉しそうに紗英が喋る。


「うん⁉︎それはすごい!....もしかして鼻とかも?」


 竹田が驚いて聞き返す。


「え!良く分かりましたね‼︎何で⁉︎」


 紗英も驚き返す。


「....なんとなくね......」



 竹田は少しだけ笑ったが誰も気付かなかった。



 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※



「学力テストを行なったところの薬の使用前後の点数の差に特に異常はありませんでした」


「効果は出なかったなぁ...」


 永沢が白髪頭を弄りながら呟く。


「.......ですが、1人、池ケ谷様がシャーペンを3度も折っています」



「なんじゃそりゃ...」



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