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幼児退行  作者: 藤原
警察
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プロローグ

この国では犯罪を犯したものには、容赦のな

い罰が待っている。


この国は日本から独立した同じようで全く違う国。


昔の日本からは想像もできない国だ。


独立といっても大きな独立ではない。

国が変わった。

ただそれだけのことだ。


国民生活は大して変わることはなかった。


…犯罪者を除いては。


この国の犯罪者に対する扱いは人間としての尊厳さえも奪うものだ。


こな刑罰は未成年に対して適用される。

はっきり言って、屈辱と言っても良かった。


その法律のおかげかどうかは分からないが未成年者の犯罪件数はかなり減少していた。


大人に対する法律も厳しくなっており抑制されているという話もあった。


当然ながらこの国も犯罪をすれば逮捕される。


この日新たに逮捕された重犯罪者は三人。



一人目は三十代の男、罪は強盗殺人及び放火。


二人目と三人目は16歳の男女。


罪は、暴行、窃盗及び殺人未遂。


一人目の男はまるで反省の様子が無く悪いのは被害者の方だと述べている。


そのことから一人目の男は極刑になる。

それは間違いのないことだった。


未成年の二人は何をされるか分からない様子で最初は偉そうにしていたが徐々におとなしくなり怯えていった。


そして刑罰に対しても問題なのは未成年の二人だった。


この法律は未成年にのみ適用される法律、つまり更生をさせるための法律である。


それは常人では絶対に考えもつかないようなことだった。




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