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そしてボクたちの冒険が始まる?

初投稿作品です。どうか生暖かい目で見守ってください。


ただ、作品の終着点も決めていない見切り発車です。計画性無くってごめんなさい。

 ボクの住むこの世界は滅亡の危機に瀕していた。

 

 魔王が世界中にその魔手を伸ばしたのだ。


 魔王の軍勢が各地から若い男を連れ去ってしまったために、どの町でも男性は少なく、残されているのもほとんどが老人や子供ばかりだ。おそらく労働力として連れ去られたのだろうと言われている。


 けれどボクは魔王の出現からすぐに姉さんたちに(かくま)われていたおかげで今日まで無事でいられた。

 その恩はいくら返そうとしても返しきれない。だからボクは決意した。

 

 ボクが魔王を倒す勇者になろうと。


「そんなこと考えてた時期がボクにもありましたよ。ええ」

「どうしたのタイガ? そんなしょげた声出して」

 

 ふと隣を見やると絶世の美女の顔があった。

 彼女の名はジェシカ。ボクの旅のパートナーにして、ボクが一目(ひとめ)()してしまった(、、、、、、)魔法使いだ。


 いや、ホント基本的には文句ない子だよ。気立(きだ)てもいいし、可愛いし、料理も美味しいし、戦いの時だってスゲー助かってる。けどねえ。


「いや、なんであんな呪い(、、、、、)使ってまで強くなろうとしちゃったのかなと思ってさ」

「仕方ないでしょ。そのくらいしないと魔王に太刀打(たちう)ちできないと思ってたんだもの。それがまさかこんなことになるなんて……」

「え、なあに? 魔王? アタシのこと呼んじゃったのかしらン?」


 そういって魔王にして生粋(きっすい)のオカマのヤスエはこちらに散歩を待ちわびる犬のような目を向けてきた。


「いや、そんなデカい図体(ずうたい)で迫ってくるなよ。呼んだのボクじゃないし。ってか近い! ちょっと離れてくれって」


 ヤスエはえぇーとか言いながらも少し距離をとってくれた。

 ヤスエはボクが本気で嫌がることはしない。この心遣(こころづか)いが微妙に憎たらしいな。


さて、そろそろボクたちの関係性を軽く説明するとしましょうかね。

 じゃあまずはジェシカから。


 ジェシカとは旅の途中で出会った。

 彼女も魔王を倒す目的で旅をしていた魔法使いで、とある町で偶然知り合った。


 なんでも、彼女の村の男の人たちが魔王の配下に連れ去られてしまったらしく、村の人たちを助け出すために、元々得意だった魔法をさらにある呪いを用いて強化して魔王との戦いに備えていたらしい。

 けれど、魔王が何故かボクに付いてきてしまった上に、村の人たちも無事に魔王が帰してしまったので目的を失いつつもボクと一緒に旅をしているという訳だ。


 そういう意味ではなんとも間が悪いというか運の無い子だなと思う。


 さて、次にその肝心(かんじん)(かなめ)の魔王だが、実はほとんどの人が知らなかったのだが、筋骨隆々(きんこつりゅうりゅう)とした(はがね)の肉体とニメートル近い巨体を誇る、地獄の鬼も裸足(はだし)で逃げ出すような外見を有した……オカマだったのだ。


 しかも各地で連れ去られた男たちは確かに労働力として連れていく目的も無くはなかったそうだが、一番の理由としては、ただ単に魔王が自分好みの男を探すためだったというから驚いたやら呆れたやらだ。

 けれどなかなか魔王のお眼鏡に(かな)う男は現れず、悲嘆に暮れていたが、魔王討伐を企てる男がいるという噂を聞きつけた魔王がボクを探し出し、ボクたちと対峙した瞬間ボクに惚れてしまったそうだ。


 何でボクなんだと聞いてみたところヤスエはこう答えた。


「なんかビビッと来るものを感じたのよン」

「マジデヤメテクレ」

 

 結果、ヤスエは周囲の部下たちの反対や困惑を(力づくで)振り切ってボクたちに強引に付いてきた。そしてそれから逃げようとするボクたちとの三日三晩に及ぶ壮絶(そうぜつ)なレースがスタートするのだけれど、それはまた別の話。

 そして根負けしたボクたちは捕らわれた人たちの解放と今後の悪事を禁止することを条件に彼(?)の同行を許可したのだ。

 そして今、ボクらは魔王軍の残党(ざんとう)の討伐とジェシカの呪いを解く方法を探す旅をしている。


今、第二話を執筆中ですが、完成は作者の気分次第になります。ごめんなさい。

なるはやで仕上げますので何卒ご容赦ください。


あと、この作品の終着点も決めてません(←オイ)

一応、次は飯テロ回の予定です(違ったらごめんなさいね)

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