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GUN OPERATOR GIRL 【 Rebuild 】   作者: 久マサル
3章.朝宮ついり
18/25

16話

『白河かすみ様 楽屋』と書かれたドアの横に白のブラウス、赤いスカートに黒いタイツと動きやすい服装の茅花が立ち、周囲を警戒している。


目の前を通っていくプロデューサーらしき若い男性と目が合う。

「お疲れ〜 って、可愛いね。どこのアイドル?」


「プロデューサーさん。私、アイドルじゃなくて請負人ですよ。請負人。」


「勿体ないね、いっそのことアイドルに転職したらどうかな?」


「私だってなりなかった…… でも、アイドルになるなんて無理よ…… だって、請負人の家系に生まれたのだからしゃうがないじゃない!」


廊下に響いた茅花の声が、消えたくらいでお互いに笑みを浮かべる。


「宮之城お嬢様によろしく伝えといてね。」

「はい。こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。」

仕事の得意先の一人と軽く冗談を交わした茅花は、仕事モードの真剣な表情に戻る。


ガチャ

雑誌の撮影を終え、ブラウンのカーディガンにデニムのショートパンツ、黒のショートブーツというラフな服装に着替えた白河が楽屋から出てくる。

長い金髪に、出ているところが出ていて、細いところは細い、白河のルックスはモデルという言葉を体現している。


白河は茅花に冷たい視線を向けたあと、はぁ…… と溜め息をつく。


白河の次に、上下共に黒のジャケットとチノパンというセミフォーマルな服を纏った若い女性が出てきた。

白銀の長髪が特徴的な若い女性の背丈は白河と大差は無いが、対照的にスレンダーな容姿をしている。


「車、待たせているから出るわよ。」

若い女性の凛とした一声の後、撮影現場を後にする2人の背中を追う茅花。



しばらく、3人を乗せて夜の街を走った防弾仕様の黒いセンチュリーが、あるバーの前で停車する。


バタン

白河と若い女性に続いて車を降りる茅花。

「アンタ、ここまでで構わないからご苦労さま!」

白河が茅花に対して、一方的に言い放つ。

「しかし、この一帯の治安は悪いですしお客様に危険が及ぶ可能性が高い為、任務を続行させて頂きたいと思います。」

白河から何も情報を得られていない茅花は食い下がる。


依頼主(クライアント)が良いって言ってんっの! 分かんないの? 」

言葉を強めた白河はカーディガンを捲り腰のホルスターに納めている【HK 45】を茅花にアピールする。

「かすみ、言い過ぎよ。」

「でも、ナギ…… 」

ナギが何かを諭すように視線をかすみに向ける。


「榛原さん、依頼主(クライアント)が自ら断った後に被害を受けたとしてもそれは自業自得なだけで、あなたに非は無いと思うのだけれど、どうかしら?」

ナギは理屈立った言葉の後にさらに続ける。

「諜報機関の榛原家が何を探っているのかは分からないけれど、これ以上、私達を詮索したところで何もないわよ。それじゃあ、お疲れ様。」

ナギは茅花に忠告すると、バーの入り口に立つバーテンに護身用として持ち歩いてる.357マグナムを6発装填してある

4インチのリボルバー【S&W M686】と銃の免許を提示し、店に入っていく。


「ふん! ご苦労さま。」

茅花に挨拶をした後、ナギと同じ手順を踏み入店する白河。

「…… 」

3人を乗せてきた車も走り去り、茅花だけが店先に取り残されている。


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