現実逃避
毎日毎日お婆ちゃんに叩かれて
毎日毎日先生に叩かれて
毎晩毎晩父に犯されて
苦しくて悲しくて怖くて、
助けを求めることが出来なかった。
小学校3年生になって
私に転機が訪れた。
先生が変わって
新しく私の担任になった先生は
噂では誰が何をしても怒らないそうだ。
それを聞いた私は救われた。
教室にランドセルを投げ入れて
私は猛ダッシュで遊びに行く。
授業が始まっても私は行かない。
先生は探しに来なかった
先生は怒りもしなかった
私は自由を手に入れた。
嬉しかった。
初めての自由だった。
家では安らぐ時間も場所もないから
私は学校でのんびりするんだ。
皆が授業してる時は
私は外で植物や虫を観察する。
皆が給食の時は
私も教室に戻って給食食べる
そんな毎日を繰り返してたら
私には友達がいなくなってて
友達の作り方も分からなくなってた。
私はそれでもどうでもよかった。
自由に出来るからそれでよかった。
授業をしている時間は
誰も通らない廊下で私は考える
家に帰らなくていい方法
今の現状から抜け出す方法
痛みを消す方法
心を消す方法
必死で考えてた。
そして私は気が付いた。
「そっか、
私が死ねばいいんだ。」
私は使われていない教室で
ロープを持ってきて首を吊ろうとした
でも苦しくて出来なかった
図工室でカッターを持ち出しては
腕にあてて切ろうとした。
痛くて死ねなかった。
生きてる痛みと苦しみから逃れたいのに
死ぬって事も痛くて苦しいんだね。
楽に死ねる方法はないかと
私は必死で考えた。
でも見つからなくて
私はずっともがいてた。




