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いつまでも残る心の傷  作者: 桜木莉緒菜
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我慢と父

私はずっと我慢してた。



家でも学校でも我慢してた。




毎日毎日、叩かれて


毎日毎日、罵倒されて


毎日毎日、必死で耐えた。




でもね、私にはもう一つ不幸があった。


もう一つ耐えなきゃならない事があったの。



あの日の記憶は鮮明に覚えているけれど


小さかったから私が保育園の頃なのか


小学校低学年の頃なのかは思い出せない。



それはね…


それは…




父の事なんだ。




あの日の記憶を話そうか…




私は眠ってたんだ。


なぜか真夜中に目が覚めて


今起きている出来事を理解出来なかった。




父は私の身体を触っていたの。




何をされているのか分からなくて


私は父のされるがまま。




その時父は私のパジャマのズボンを脱がしたんだ。




「脱げちゃったよ?」


『いいんだよ…』




私は何をされているのか分からないからされるがまま。




父は私の身体を舐めたり


汚いものを擦り付けたり


汚いものを私に刺そうとしたり…




私は何をされているのか分からないけれど、とてもとても怖かった。




それから毎晩の様に父は私の身体を弄んだ。




私に汚いものを指して



私が痛がって声を出そうとすると


口を塞がれて


私が逃げようとしても拘束される


父の力には勝てない。




毎週日曜日はお婆ちゃんが


午前中に買い物へ行く。


父は日曜日が休み。




日曜日は私にとって怖い日。


父が私に汚いものを指すんだ。




痛くて痛くて


逃げようとしても逃げられない




日曜日に、親戚が集まったら


私と父はおでかけするの。




父の車に乗って、知らない森へ行く。


私は森が嫌いだ。




父の車の中で私はまた、犯される。




私の初めてを奪ったのは父。


私のファーストキスを奪ったのも父。



私の初めてはいつだったのか分からない。




私はそれが悪い事だと知らなかった。


それでも私は怖くて誰にも言えなかった。




私は毎晩毎週我慢したんだ。


痛みを感じないように


神様にお願いしたの


私から神経を抜いてくださいって


私から心を取ってくださいって…




でも神様は願い事を叶えてくれなかった。


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