残留孤児と国際文化クラブ
中学2年
バスケ部をやめた私は同じクラスの中国人、王さんと友達になってよく話をしていた
王さんは私がバスケ部を辞めたと知ってから、国際文化クラブに入部するよう勧誘してきた
暇だったし帰宅部ですぐに家に帰ることは避けたかったから、言われるまま入部したんだ
部員は極小人数
同学年は王さんと私と幼なじみの真由子だけ
上に3人、岡部先輩と陳先輩が2人(双子)
活動は中国語と韓国語と英語を勉強したり文化を学んだりすること
根暗な部活だった
でも、教えてくれる、中国出身の李先生と韓国出身のキム先生とアメリカ出身のジョージ先生が面白かった
本場の言葉や文化を教えてくれて、日本との違いに驚いた
色々な国があり、色々な人がいるんだと知って、もしかしたら私と同じ人がいるかもしれないと思った
王さんと双子の陳先輩達は、残留孤児で日本にいることを知り、3人のことをもっと知りたくなった
部活が楽しいと感じた初めての瞬間だった
王さんの家にも行った、カタコトで優しく話しかけてくれる王さんと王さんのお母さん
貧しい暮らしぶりだったけど、2人は笑顔だった
言葉が通じないことや、文化の違いで困った事も沢山教えてくれた
日本ではこうなんだよ、こう言うんだよって教えてあげると笑顔で喜んでくれた
だからかな、貧しくても、王さんの家族で生まれたかったって思うようになった
そんな時に転機は訪れた




