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魔女が住まう街にて〜Incident analysis by modern witches〜  作者: nashlica
file3:【魔女と信仰を歪めし枢機卿】 2022年 7月
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プロローグ

AM 0:30 南3条通り


『虚数空間』によって、一般人が1人もいなく魔術師と聖教徒のみがその場に残り、互いに凌ぎ合いながら殺し合う。

 辺りは、壮絶なぶつかりあったのか、周辺のビルなどが、倒壊しており、戦いの激しさを物語る。

 どの陣営も、ありったけの魔術をぶつけ合う。それはまるで、戦争と言っていいだろう。

 しかし、ここだけは異様に違う。そう、魔術院と聖教会の中でも最強の2人がぶつかり合っていたのだ。

 その周囲は、斬撃によって倒壊したビルと、脚力を活かした打撃によってできたクレータがいくつも出来た道路がわんさかとある。

 斬撃を飛ばす風神。それを撃滅せんとする雷神。双方がぶつかり合うたびに、街が崩壊していく。


「さすが、聖教会最強と呼ばれるくらいはあるわね」


「あなたこそ、あの人を除けば魔術院最強と言えるくらいはありますね」


 2人は、再びお互いの魔力をぶつけ合う。双方が、凌ぎを削り合いお互いの最大威力の魔術を放つ。

 その時だった。爆風と共に、真紅の体をした8本足の大柄な馬に跨る1人の魔術師の制裁によって、攻撃が止む。


「そこまでだ」


 黒の剣と白の剣によって攻撃は防がれる。それを見た2人は、驚きの表情をむかべる。


「何故、あなたがここに!?」


「アル!? リリィに幽閉されてたんじゃ!?」


「悪いが、黙って見てるわけにはいかなくてね。仲介させてもらおうか」


 辺りは騒然とする。魔女と呼ばれた魔術師は、2人の魔術師を制止したのだ。



 ――――事の発端は一週間も前に遡る。

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