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【83話】火◾️昔は見えてた



◾️◾️火焔視点◾️◾️

挿絵(By みてみん)



【サンダー】

「いや・・・お前らは何者なんだ?」


真剣な顔をして、俺をじっと見てくる

・・・今は、まだ話す時期じゃないな


【火焔】

「あ~・・・お前らって誰の事だ?」


とりあえず、はぐらかして行くか


【サンダー】

「お前と竜輝、鷹に氷歌、お前の師匠に竜輝の親父、全員だ」


ハッキリと言い放ってきた

・・・簡単には逃がさせて貰えそうに無いな


【火焔】

「何が気になるんだ?単なる一般人なんだけどな~?」


苦笑いで言葉を返した


【サンダー】

「一般人は技能者と契約なんて、しないだろうが」


【火焔】

「お前だって、ルナと契約してんじゃん?」


真剣な表情を崩さないサンダーに笑顔で返してやる


【サンダー】

「・・・」


そんな俺の態度にサンダーは少し不愉快そうに考えて


【サンダー】

「・・・お前らと関わり合いになるなら、アイツはもう一般人じゃないのかも知れない」


ゆっくり言った

・・・面白い事言うな、こいつは


【サンダー】

「こういう、言い方はしゃくだが・・・お前が弟子になるほどの奴が、その辺の人間に仕えてるとは思えない」


不満そうに目線を反らし何とも嬉しい事を言ってくれる


【火焔】

「え~!俺って意外と高評価なんだな~?」


【サンダー】

「・・・早く質問に答えろ」


不満そうに睨みつけてきた


・・・さて

・・・どうするかな


【火焔】

「・・・ん~?」


【サンダー】

「なんだよ?」


・・・丁度いいところに来てくれたな


【氷歌】

「サンダーみ~つけた!っ・・・」


笑顔で姿を見せたと思ったら俺を見るなり真顔になった


【火焔】

「氷歌ちゃ~ん!こんにちわ~!奇遇だね~?」


姿を見せた氷歌ちゃんに笑顔で挨拶を送った


【氷歌】

「・・・・・」


しかし、いつも通り、真顔で無言


【サンダー】

「・・・何しに来たんだ?」


うっとおしそうに尋ねている


【氷歌】

「・・・アンタの主を連れて行く、アンタも付いて来なさい」


そう言って、後ろに隠れて居たルナを引っ張り出した


【ルナ】

「・・・やっ、やあ!」


気まずそうに苦笑いをしながらルナが挨拶をしてくる


【サンダー】

「・・・お前、コイツと何やってんだよ?」


呆れた様な表情でルナを睨みながら尋ねた


【ルナ】

「・・・氷歌さんが、いきなり来て無理やり・・・っ!」


【氷歌】

「・・・・・・」


怯えた様に話出したルナを氷歌ちゃんが無言の圧力をかけている様だ


【火焔】

「・・・ルナちゃん、竜輝はどうしたの?」


氷歌ちゃんに尋ねても答えてくれないだろうからルナに尋ねてみた


【ルナ】

「あっ・・・あの・・・」


が、言いにくそうにうつむいてしまった

まぁ・・・なんとなく分かるけどね


【サンダー】

「竜輝の所から、無理矢理ルナを引っ張って来たのか?最低だな、お前」


サンダーが氷歌ちゃんを睨みつけ嫌味を言い出した


【氷歌】

「・・・勘違いしないで・・・アイツが連れて行けって言ったのよ」


そう言うと不愉快そうにルナを引っ張り歩き、出した


【火焔】

「・・・お前も行けよ、出来ればルナの側に付いててくれ」


サンダーの肩を叩いて急かしてやる


【サンダー】

「・・・ッチ!」


不愉快そうに氷歌ちゃんの後を追って歩き出した


【ルナ】

「あっ!ファイヤーさん!」


引っ張られながら振り向き言葉を投げてきたルナに目を向けた


【ルナ】

「なんだか竜輝、様子が変だったんです!だから竜輝の所に行ってあげてください!」


大きな声で伝えて来る


【火焔】

「了解!了解!ルナちゃんも、また今度アイツに会いに来てやってくれよな~!」


どんどん遠くなるルナに笑顔で叫んだ


【ルナ】

「は~い!」


遠くで元気な返事が聞こえた


・・・まったく

・・・なにやってんだろうね、アイツは



竜輝に会うため、さっきみんなで行った、ヴィザールの焼肉屋に足を運んだ


【男】

「あ!火焔さん!」


店に入ると同時に声をかけられた


【男】

「何も言わずに帰られると困りますよ~」


【火焔】

「なんで?金は払っといただろ?」


【男】

「片付けて良いもんか悩むじゃないですか〜、みんな帰ったみたいなんで片付けましたよ?」


【火焔】

「あ~!悪い悪い!今度からは気をつけるわ!」


苦笑いで言葉を返し、竜輝を探す為に店を出る事にした


【火焔】

「あ~・・・・・」


が、すぐに足を止め


【火焔】

「・・・みんなって誰だ?」


男に向かって尋ねた

そんな俺の言葉に男は少し首をかしげ


【男】

「えっと~、火焔さんと白髪の女の人と銀髪の男の人ですけど?」


少し思い出しながら答えてきた


【火焔】

「・・・もう1人いただろ?」


【男】

「ん~・・・そういえば、後から水色の髪の女の人が来てましたね、すぐに帰って行きましたけど」


【火焔】

「・・・・・・そっか」


【男】

「あれ?また食べるんですか?」


【火焔】

「・・・探し物がないか見に行くだけだよ」


そう言って、さっきみんなで食事をした個室のドアを開けた


【火焔】

「・・・・・・・・」


「・・・遅かったな?」


そこには窓から空を見上げる竜輝がいた


【火焔】

「あ~・・・サンダーって好奇心が旺盛でさ〜、色々聞かれて時間かかちゃったんだよね、先に帰ったら良かったのに」


明るく声をあげ言葉を返した


【竜輝】

「・・・支払いをしたか分からなかったからな、勝手に帰る訳にもいかないだろ?」


そう言ってドアへと歩き出し


【竜輝】

「・・・意味は・・・なかったみたいだけどな」


感情を感じない声で小さくつぶやき部屋を出て行った


【火焔】

「・・・・・・・・」


・・・俺には竜輝を変えてやる事は出来ない


・・・でも、もしかしたらアイツなら


【男】

「火焔さん、探し物ありました~?」


ドアから少し顔を出し声をかけてきた


【火焔】

「・・・なぁ?・・・お前も昔は見えてたよな?」


【男】

「なんの話ですか?」


【火焔】

「・・・竜輝って男の事を覚えてないか?」


【男】

「・・・・・・分からないですね、お客さん来たんで早めにお願いしますね?」


早々に話を切り上げ逃げるように部屋を出て行った


【火焔】

「・・・・・・」


・・・ルナだけは

・・・絶対に失う訳にはいかない


・・・悪い気はするが

・・・少しだけ利用させてもらおう


・・・人を想う気持ちを



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