【75話】雷◾️精霊を宿した都市について
◾️◾️サンダー視点◾️◾️
【ルナ】
「そう言えばさ~闇都市ってどういう意味なの?」
暇を潰す感じでルナが訊ねてきた
【サンダー】
「あ~、ようは闇の加護を受けてるって事だ」
【ルナ】
「加護?」
【サンダー】
「街を作る時に何を優先すると思う?」
【ルナ】
「ん~景色とか?」
ニコッと笑って答えてきた
【サンダー】
「お前みたいな魔力とは無縁の奴には、そんな考えしかないだろうな」
アホらしい回答を鼻で笑ってやる
【ルナ】
「・・・だったらなんで聞いたのよ」
ぶつぶつ文句を言いながら横目に睨んでいる様だ
そんな目線を無視してさっさと説明にはいる
【サンダー】
「俺達みたいに魔力がある人間は場所に集まる魔力を優先するんだ」
【ルナ】
「ん~?」
【サンダー】
「特定の属性が強く根付いた場所が時々あるんだよ、そーゆー場所は精霊の加護があると言われてるんだ」
【ルナ】
「なるほど~じゃ街は何かの加護を受けてるんだね?」
【サンダー】
「絶対じゃないぞ?」
【ルナ】
「え?そうなの?」
【サンダー】
「俺達が今まで通って来た町は、何の加護もない普通の町だ」
【ルナ】
「どうして分かるの?」
【サンダー】
「魔力を少しでも持ってたら何と無く分かるんだよ」
【ルナ】
「ん~じゃあ、ヴィザールは~闇の加護を受けてるんだね~」
【サンダー】
「 んで、加護を受けてる町を属性を表して〇〇都市って言うんだ」
【ルナ】
「それで、闇都市なんだ~」
【サンダー】
「ちなみにルルーカは光都市だ」
【ルナ】
「へ~!やっぱり、光都市には光属性の人が集まったりするのかな?」
【サンダー】
「あ~自分の属性の加護を受けてる場所にいると心地いいから自然と集まるかもな」
【ルナ】
「なんか面白いね~!」
ニコニコして楽しそうに聞いている
【ルナ】
「じゃあさ~雷都市とかもあるのかな??」
【サンダー】
「ある、ってか俺が生まれた町が雷都市だったしな」
【ルナ】
「え!?そうなんだ~!」
【サンダー】
「技能者にはそれぞれの属性の加護を受けてる特殊な町があるんだよ」
【ルナ】
「その町には技能者が沢山居るの?」
【サンダー】
「ああ、と言うかその技能者の町には技能者しか入れない」
【ルナ】
「そうなの?なんで?」
【サンダー】
「血を無くさない為だ、同属の者同士が子孫を作っていく確立を下げない為らしい」
【ルナ】
「ん~属性が違うとダメなの?」
【サンダー】
「ダメじゃねぇけど・・・純血よりは魔力が下がるんじゃないか、多分」
【ルナ】
「・・・・じゃあ、もしファイヤーさんとサンダーに子供が出来たら・・・どうなるのかな?」
少し顔を赤らめながら最高に気持ち悪い事を言ってきやがった
【サンダー】
「・・・なんで俺とファイヤーなんだよ?」
【ルナ】
「たまたま思いついたからだよ~」
少し焦った様に手をパタパタ振っている
【サンダー】
「・・・多分混血、両方の精霊を持つだろうな」
実に不愉快だが仕方なく答えてやる
【ルナ】
「じゃあ、二種類の魔法が使えるの?」
【サンダー】
「おそらくな」
【ルナ】
「じゃあ、その方がお得だね!」
【サンダー】
「そうでもない、混血はそれぞれの精霊の力を出し切れない可能性が高いらしいからな」
【ルナ】
「ん~?つまり?」
【サンダー】
「場合によっては魔力が弱くなるって事だ」
【ルナ】
「そうなんだ・・・じゃあ・・・もし私と氷歌さんだったらどうなるのかな?」
顔を赤らめ目を反らしている
【サンダー】
「・・・お前は魔力を持ってないから、魔力が無いか有るかのどちらかになるんじゃないか、多分」
【ルナ】
「そっか〜、魔力無くなっちゃうのは勿体ない気がするね」
・・・どうしてこいつは同姓同士で例えるんだろうか?




