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【56話】白◾️私の名前




◾️◾️ルナ視点◾️◾️

挿絵(By みてみん)



【水色の髪の女の子】

「っ!?」


思いっきり女の子の頬をひっぱたいた


【ルナ】

「サンダーにそんな言い方しないでくださいっ!!」


そして怒鳴りつけた


【ルナ】

「っ・・・・・・」


・・・ヤバい、ヤバい、やっちゃた

・・・手が勝手に


・・・どうしよ


【水色の髪の女の子】

「・・・はぁ?何?」


叩かれた頬に手を当て何が起こったのか理解するように小さく呟き


【水色の髪の女の子】

「・・・アンタ、誰の顔を叩いたか分かってんの?」


完全に怒らせてしまったようで凄い目で睨まれた


・・・ヤバイ

・・・目で殺されそうだ・・・!!


【サンダー】

「馬鹿っ!お前は下がってろっ!」


慌てた様にサンダーに腕を引っ張られて後ろに下げられた


【水色の髪の女の子】

「・・・いきなりぶつなんて・・・あんたの彼女にはお仕置きが必要ね」


言い捨てる様にサンダーを睨みつける


【サンダー】

「あ~・・・魔力が無い奴に叩かれた位でムキになるなんて、ダサいぞ~?」


サンダーも私の行動は予想外だった様で少し戸惑った様に女の人に言った


【水色の髪の女の子】

「・・・・・」


・・・しかし無言

・・・サンダーの背中で顔は見えないけど


・・・やっぱり叩いたのは

・・・まずいよね


【ルナ】

「あの・・・すいません・・・叩いたりして・・・」


サンダーの横から顔を出して謝った


【サンダー】

「やめとけっ!意味ねぇよ!」


慌てて注意された


【水色の髪の女の子】

「・・・・・」


しかし、女の人は無言で無表情になって固まっている


【水色の髪の女の子】

「・・・おい、さっきの勢いはどうした?」


サンダーも不審に思ったのか女の人に尋ねた


【水色の髪の女の子】

「・・・その女は魔力を持ってないのよね?」


静かに何かを考える様につぶやいた

・・・・私の事だよね?


【サンダー】

「あ?お前だって散々言ってただろ?」


【水色の髪の女の子】

「・・じゃなんで?・・・っ!?」


サンダーを避けるように私の顔を覗きみて何かに気づいたように怯えたような表情になり


【水色の髪の女の子】

「なんでそれを持ってるの!?」


女の人が両肩を掴み詰め寄ってきた


【ルナ】

「え!?なっなんですか・・・?」


【水色の髪の女の子】

「・・・・・・」


私の反応なんて目に入っていない様に何処かを見つめて、また無言になってしまった


【サンダー】

「おい!お前、何がしたいんだよ!?」


そう言いながら女の子を私から引き離した


【水色の髪の女の子】

「名前・・・あなた名前、なんて言うの?」


サンダーの怒鳴り声を無視し私を真剣な目で見つめて聞いてくる


【ルナ】

「え?えっと・・・」


【サンダー】

「教えなくていい!」


答えようとした私をサンダーが声を上げて止めてきた


【サンダー】

「そんな訳も分からん女に教えるな」


【水色の髪の女の子】

「・・・アンタは黙ってなさいよ」


怒った様にサンダーを睨みつけ怖い声で言った


【サンダー】

「大体、人に名を尋ねる時は自分から名乗ったらどうだ?んで、今までの事を謝ったら教えてやっても良いぞ?」


「なぁ?」と誇らしげに私に振ってくる・・・


【ルナ】

「わ、わ、わたしはそんな・・・・」


怯えて否定するが女の人は不愉快そうな顔で見てくる


・・・恐ろしい

・・・サンダーより迫力があるよ


「あれ~?氷歌ちゃん?」


後ろから男の人の声が聞こえてきた


・・・この声どっかで聞いた様な?


「こんなとこで会うなんて奇遇じゃない!?嬉しいなぁ~!」


声に反応して振り向いたらそこには・・・


【ルナ】

「っ!?ファイヤーさんっ!?」


【ファイヤー】

「お!久しぶりだね~元気してる~?」


相変わらずの明かるいテンションで、こちらに近づき足を止めた


【水色の髪の女の子】

「・・・・・」


【サンダー】

「・・・・・」


そんなファイヤーさんの出現にサンダーと女の人は無言で、そっぽ向いていた


【ファイヤー】

「サンダーも久しぶり~!しばらく見ない間に随分魔力が上がったみたいじゃん?」


ニコニコ笑いながらサンダーに話しかけている


【サンダー】

「ッチ!・・・うぜぇ・・・なんでこっちに来るんだよ?どっか行けっ!」


が、サンダーはとても不愉快そうにして睨みながら言い捨てた


【ファイヤー】

「照れちゃって~可愛いなぁ~似合ってるよ~?そのピアス」


【サンダー】

「・・・殺すっ!」


【ルナ】

「あっあの!ファイヤーさんはこんな所で何してるんですかっ!?」


サンダーがお怒りモードになる前に2人の間に割って入る


【ファイヤー】

「いや~氷歌ちゃんの魔力を感じたからさ~もしかしたらと思って来てみたんだよね」


そう言って嬉しそうに女の人に向き直り


【ファイヤー】

「氷歌ちゃんも久しぶり!」


【水色の髪の女の子】

「・・・・」


【ファイヤー】

「何してたの~?」


【水色の髪の女の子】

「・・・・・・・」


【ファイヤー】

「もしかして時間ある?良かったら一緒にご飯行かない?」


【水色の髪の女の子】

「・・・・・・・・・・」


にこやかに話しかけるが完全に無視されている


【サンダー】

「・・・・氷歌?そいつ氷歌って言うのか?」


サンダーがファイヤーさんに少し笑いながら聞いている


【ファイヤー】

「うんうん!可愛い名前だろ~?似合いすぎて怖いよな~」


【サンダー】

「いや、全然似合わねぇ」


嬉しそうに褒めるファイヤーさんとは逆に見下したように笑いながらサンダーが否定した


【氷歌】

「・・・さっさと名前を教えなさい」


ファイヤーさんの存在を無視する様に再び氷歌さんがサンダーを睨みつけ聞いてくる


【ファイヤー】

「え!?なになにっ!?氷歌ちゃんサンダーの本名が気になるのっ!?」


慌てた様にファイヤーさんが声を荒げて叫んだ


【サンダー】

「・・・お前は、ちょっと黙ってろよ」


【ファイヤー】

「いやいや!気になるじゃん!なんで知りたいのっ!?つか知り合いなのかっ!?」


あきれた様に言うサンダーを押さえ込むように言葉を叫んでいる


【氷歌】

「・・・ちょっと黙って」


【ファイヤー】

「はいっ!」


しかし、氷歌さんに一括されてしまい大人しくなるファイヤーさん


【サンダー】

「情けねぇ・・・」


その様子を見てサンダーがつぶやいた


【氷歌】

「・・・早く、その女の名前を教えて」


再び同じ質問をしてくる、その声は少し焦っている様にも聞こえた


【ファイヤー】

「あ、なんだ~なるちゃんの名前が知りたかっただけか〜」


にこやかにファイヤーさんが良く分からない言葉を言った


・・・なるって誰の事だろう?


【氷歌】

「・・・なる?それがあなたの名前なの?」


ファイヤーさんじゃなく私に目を向けて訪ねている


【ファイヤー】

「そうそう!俺って物知りでしょ〜?」


そんな様子などお構いなしにファイヤーさんが誇らしげに答えた


・・・でも


【ルナ】

「あの・・・私、なるじゃないですけど・・?」


少し申し訳ないけど伝えた

・・・何故かファイヤーさんは勘違いしてるようだ


【ファイヤー】

「え!?だっ、だって!・・・サンダー?・・・お前、まさか嘘を教えたのか?」


慌てた様に声を上げたと思ったらサンダーを睨み尋ねた


【サンダー】

「あ~?俺、そんな事を言ったか?忘れたな~?」


その様子を鼻で笑いながら答えている

・・・どうやらサンダーが嘘を教えたみたいだ


【氷歌】

「・・・・ほんと馬鹿ね」


呆れたように氷歌さんが一言つぶやいた


【ファイヤー】

「くっ!・・・サンダーっ!・・・お前のせいでっ!!」


そんな氷歌さんにショックを受けた様でサンダーに怒りをあらわにしている


・・・なんか

・・・みんな怖い


【ルナ】

「まっ、まぁまぁ!落ち着いてください!教えますからっ!本当の名前!」


そんな3人を止める様に割って入り苦笑いをしながら声を上げた


【サンダー】

「なんでだよ?まだ謝ってないだろ?コイツ」


とても不愉快そうに氷歌さんを睨みつけている


【ルナ】

「私も叩いちゃったし!お互い様ってことで!」


【サンダー】

「ぁ~あ、勝手にしてくれ」


私の言葉につまんなそうにそっぽを向いてしまった


【氷歌】

「・・・・・・・・」


氷歌さんは真剣な顔で私を見つめる


【ファイヤー】

「・・・・・」


そして何故かファイヤーさんも私を見てる

・・・周りの森に吹いていた風が止まり急に静かになった気がした


【ルナ】

「ははは・・・なんか照れちゃいますね・・・そんな珍しい名前じゃないですよ?」


頭に手を当てて照れた様に笑いながら言ってみる


【氷歌】

「・・・・・・・」


【ファイヤー】

「・・・・・・・」


しかし

・・・なぜか2人とも無言で反応は無かった


【サンダー】

「・・・いいから、さっさと教えてやれよ」


謎の空気感にサンダーも妙に感じたらしく急かして来た


【ルナ】

「私の名前は・・・ルナです」


少し恥ずかしさを感じつつ名乗った


「っ!?」


氷歌さんとファイヤーさん

2人の息を飲む音が聞こえた気がした


「・・・・・・」


・・・何故か場の空気が張り詰めている感じがする


【ファイヤー】

「っな!!??」


いきなり氷の氷柱がファイヤーさん目掛けて振って来た


【氷歌】

「っち!」


ファイヤーさんが避けたのを確認して氷歌さんが舌打ちをした


と、思ったら凄いスピードで木々を飛び移りながら何処かに去って行った


【ファイヤー】

「えっ!あの反応は!って!嘘だろ!マジかよっっ!!!!」


そんな氷歌さんを見てファイヤーさんも凄い急いで何処かに去って行った


・・・辺りが静かになった


【ルナ】

「・・・・・・」


【サンダー】

「・・・なんなんだ?あいつらは?」


2人で取り残され呆然としてしまった


【ルナ】

「・・・この辺だとルナって凄い名前だったりして?」


苦笑いでサンダーに問いかけた


【サンダー】

「はぁ・・・何にしろ良い予感はしないな・・・また、面倒に巻き込まれる前にさっさと行くぞ」


そう言いながら歩き出したサンダーの先を少し見上げれば木々の隙間からルルーカはすぐそこに見えた


・・・もう少しだ


・・・もう少しであの場所に


【ルナ】

【っ・・・!!】


無意識に走り出していた


【ルナ】

「サンダー!早く!いこっ!」


振り向きサンダーに声をかけて再びルルーカへ走り出す


【サンダー】

「はいはい」


少し笑った様な声が背中越しに聞こえた


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