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【53話】白◾️久しぶりの休息



◾️◾️ルナ視点◾️◾️

挿絵(By みてみん)



何も喋らないと凄く静かな森


木々が風になびく音がとても大きく聞こえる


遠くでは鳥のさえずりと水の弾く音


とても穏やかな時間


歩くのはとても辛いけど

・・・この時間は大好きだ


【ルナ】

「・・・・・」


・・・ん?

・・・やっぱり聞こえる


・・・水の弾く音がっ!


【ルナ】

「っサンダー!!水!水の音が聞こえないっ!?」


期待と興奮で声を荒げながらサンダーに尋ねた


【サンダー】 

「喉が渇いたのか?さっき湧き水くんだろ?」


【ルナ】

「違う~!もしかしたらどっかに湖があるんじゃないかな!?」


そっぽを向きながら答えるサンダーに詰め寄って言葉を返した


【サンダー】

「だからなんだ?」


【ルナ】

「行きたいっ!」


【サンダー】

「俺は行きたくない」


が、聞き入れてもくれなかった


【ルナ】

「なっなんでっ!?」


【サンダー】

「なんでお前の水浴びに付き合わなきゃいけないんだ?」


・・・どうやら何がしたいかはお見通しの様だ


【ルナ】

「お願いっ!サンダーもしていいからっ!!」


必死に手を合わせて拝んだ


【サンダー】

「お前、そんなに俺の体が見たいのか?」


【ルナ】

「ちっ違うよっ!ちゃんと見ない様にするよっ!!」


【サンダー】

「別に見ていいぞ?」


【ルナ】

「・・・遠慮します」


そんなやり取りをしていると木々の隙間から、開けた場所が見えてきた


【ルナ】

「えっ!?」


慌ててその場所に駆け寄る


【ルナ】

「・・・綺麗」


そこには岩に囲まれた湖があった、広さはそれほど無いが水浴びするには十分すぎる広さだ


【ルナ】

「サンダーっありがとっ!!」


笑顔で振り返り、少し後ろにいるサンダーに向かってお礼を叫んだ


【サンダー】

「偶然だ」


そっぽを向きながら、つまらなそうに言うけど多分違うと思う


水の音に私が気づいてサンダーが気づかないはずが無い


きっと前から湖に寄ってくれるつもりだったのだろう


【サンダー】

「さっさと終わらせろよ?」


そう言って湖を背にして近くに岩に腰を下ろしてくれた


・・・本当にサンダーは優しい子だ


【ルナ】

「はいっ!」


待たせる訳にはいかないので、早速服を脱ぎ一番下に着ていたワンピースだけになる

濡らしたくないので髪に巻いたリボンも外して湖へ入って行く


【ルナ】

「ん~っ!!」


久しぶりの感覚に感動する

水を手ですくって顔にかけた


【ルナ】

「ぷはぁ~っ!気持ちいい~っ!」


・・・幸せだぁ~

・・・べたべたした汗や汚れが流せる

・・・感動で涙が出そうだ


・・・心からサンダーに感謝するよ



しばらく湖で汗を流しているとサンダーが急に無言で立ち上がった


【ルナ】

「どっどうしたのっ!?」


突然の行動に驚き慌てて尋ねた


【サンダー】

「・・・・・・・・・に・・・く」


【ルナ】

「え?」


私の声を無視する様に何処かに駆け出して行ってしまった


【ルナ】

「ちょっ、ちょっとっ!待ってっ!」


サンダーがあんなに慌てるなんて

・・・きっと何かあったんだ


慌てて湖から出ようと足を動かした


【ルナ】

「っ!?」


急に視界一面に空が広がり


【ルナ】

「うっ!!」


鈍い音と痛みがして


私の視界は歪み


暗闇に覆われた



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