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【35話】白◾️死なない約束



◾️◾️ルナ視点◾️◾️

挿絵(By みてみん)



【ルナ】

「どうしてホテルに戻って来るの?」


【サンダー】

「当てなく探すより、話しを聞く方が先だろうが?」


ドアを開けてホテルに入るサンダーに続く様に入って行く


【サンダー】

「どうせ、お前は村中を走り回るつもりだったんだろ?一生見つかんねぇよ」


確かに何も考えて無かったから何も言い返せない


【サンダー】

「まぁ、お前に見つけられる位なら、国警軍がとっくに見つけてるだろうけどな?」


そう言いながら鼻で笑った


・・・悔しいけど、その通りだ

きっと私一人だったら助ける所か見つける事も出来ない

・・・本当にサンダーに感謝しなくちゃいけない


受付の中のドアはサンダーが壊してしまったので、そのまま住居まで入って行く


ソファーに座った男の人が一瞬こちらを見たが、また視線を下に落とした

男の子はその隣でソファーに横になり寝てしまっている


【ルナ】

「勝手に出たり入ったりしてすいません!あの、もう少し詳しい話を聞かせて欲しいんです」


男の子を起こさない様に少し小声で喋った


【男の人】

「・・・・・・」


が、男の人はあまり喋りたくないみたいだ


【サンダー】

「おいおい、俺達が助けに行ってやろうってのに、なんなんだ?その態度は?」


後から入って来たサンダーが話し出した

でも・・・ここはサンダーに任せた方が良いかも知れない

私じゃ上手く聞けないと思った


【男の人】

「・・・本当に助けてくれるのか?」


期待を込める様な声でサンダーを見つめた


【サンダー】

「・・・絶対とは言えない、それは分かるだろ?」


【男の人】

「・・・俺が知ってる事なら何でも話す・・・だから・・・アイツを助けてやってくれ・・」


両手で顔を覆ったが声で泣いて居るのだと分かった


【サンダー】

「・・・やれるだけやってやる」


サンダーは男の人から目線を反らし向かいのソファーに座った

私もそれに続いて隣に座る


【サンダー】

「・・・ここに押しかけて来たって魔術師はコイツと同じ服だったか?」


私を指差しながら男の人に質問を始めた


【男の人】

「・・・そうだ・・・なんで分かるんだ?」


不審そうな目でサンダーを見てる


【ルナ】

「どうして分かったの!?」


私も驚きサンダーを見る


【サンダー】

「あんたは俺の質問に答えていればいい、知る必要は無い」


そう男の人に告げ


【サンダー】

「お前は何も喋るな、黙って座ってろ」


私を横目で睨みうっとおしそうに一括された


【サンダー】

「何人だった?」


そして質問を続ける


【男の人】

「・・・3人だ」


【サンダー】

「・・・その中に赤髪は居たか?」


・・・赤髪?

・・・サンダーと同じ服の


【ルナ】

「え!?まさかファイヤーさん!?」


黙ってろって言われたけど思わず叫んでしまった

いくらなんでもファイヤーさんはそんな人に見えなかった


【サンダー】

「念の為だ、居たか?」


再び男の人に尋ねる


【男の人】

「いや、赤髪は居なかった」


・・・やっぱりファイヤーさんは関係ないみたい

・・・よかった


【サンダー】

「・・・どっちにしろアイツのせいかもな」


ため息をつき、めんどくさそうに言った


【ルナ】

「え!?なんで!?」


再び驚きの声をサンダーにぶつける


【サンダー】

「おそらく、ここを襲った技能者を追ってる国警軍ってのはファイヤーの奴だな」


・・・そういえば

・・・技能者を取り逃がして追ってるって言ってた様な


【サンダー】

「・・・お前、まさか本当に忘れた訳じゃないよな?」


【ルナ】

「そんなわけないよっ!ちゃんと覚えてたよ!」


慌てて否定するがサンダーは疑いの眼差しで見てくる・・・


【サンダー】

「しかし・・・まさかアイツの尻拭いに巻き込まれるとはな・・・」


ため息混じりにつぶやいた

ファイヤーさんが取り逃がしちゃう位だから

きっと強いんだろうな


【サンダー】

「・・・ファイヤーの奴も必死こいて探してるだろうから、そろそろ見つかってもおかしくないはずだ」


って事はそろそろ帰って来るかも知れないけど・・・

もしかしたら・・・帰って来ないかも知れない・・・


【サンダー】

「・・・話を続けるぞ」


サンダーが話を変えだした


・・・悪い事ばかり考えても仕方ない

今、出来る事を考えよう


【サンダー】

「そいつらは何か言ってなかったか?これから何処に行くとか、場所を示す言葉でもいい」


【男の人】

「・・・助けてほしい」


サンダーの問いの答えではない言葉を発した


【サンダー】

「・・・だから探してやるって」


【男の人】

「だけど!あんたたちにも無理はしてほしくないんだ・・・」


サンダーの言葉を塞ぐように声を荒げて叫んだ


【男の人】

「・・・妻が助かっても・・・あんた達に何かあったら・・・」


とても辛そうに嘆きながら頭を抱えた


【サンダー】

「・・・ッチ!魔力が無い奴らは、どいつもコイツもめんどくせぇな」


・・・どうして私が睨まれるのだろう


【サンダー】

「こっちだって死ぬ気なんてねぇよ、やれるだけやってダメなら諦める、ウダウダ言ってないで、知ってる事はさっさと喋れ」


【男の人】

「・・・約束してくれ・・・絶対に死なないと」


真っ直ぐに私達を見つめて言った


【サンダー】

「はいはい」


サンダーはめんどくさそうに返事をして

私は黙ってうなずいた


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