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【24話】白◾️炎を操る赤髪の男





◾️◾️ルナ視点◾️◾️

挿絵(By みてみん)



買ったたこ焼きを持って町の裏手にある

少し坂になった原っぱに座る


【ルナ】

「たっこ焼き!たっこ焼き!」


うきうきしながら包みを開けていく


【サンダー】

「たこ焼きでそんなにテンションが上がるとは、お手軽で良いな?お前は」


そう言いながら私より少し右上の位置にサンダーが座った


【ルナ】

「だって、初めて食べるし~」


【サンダー】

「・・・まぁ食えたら何でも良いけど・・・俺は7個食うからな」


・・・8個入りのたこ焼きでサンダーが7個って事は


【ルナ】

「私、1個じゃん!?」


驚きの顔でサンダーに叫ぶ


【サンダー】

「貰えるだけ有難く思え」


【ルナ】

「やだ!せめて2個頂戴よ!」


【サンダー】

「・・・食い意地の張ったやつだなぁ」


ため息をつきながら嘆いている


【ルナ】

「・・・サンダーに言われたく無いよ」


サンダーを無視して食べる事にした

爪楊枝で一つをとり口に運んで行く


【ルナ】

「ひっ!?」


いきなりサンダーに腕を掴まれて反対側に投げ飛ばされた


【ルナ】

「いったぁ!?ってええ!?」


熱気を感じて慌てて顔を上げると私達が居た場所に炎の柱が出来ている


【ルナ】

「なななななー!?」


突然の展開に頭が付いて行かない


【サンダー】

「ッチ!」


カミナリの音に反応して空を見上げるとサンダーが高くジャンプしてた


サンダーが電流でバチバチしている腕を振り下ろすと

坂の下に広がる森の入り口付近に落雷が落ちた


【ルナ】

「・・・・」


何が起きたのか分からず呆然

・・・落雷が落ちた木は火が上がっている様だ


【ルナ】

「っ!?さっサンダー!大丈夫!?」


慌てて我に返り、離れた場所に着地しているサンダーに向かって叫んだ

良く分からないけどサンダーが助けてくれたのは分かった


【サンダー】

「・・・・たこ焼きは?」


そう言われてたこ焼きの姿を探すが何処にも無かった

・・・恐らく灰になったのだろう


私達が座っていた場所は見事に丸こげて黒い煙が上がっている

・・・こんなものに当たっていたらと思うとゾッとした


「あっ~!ごめん!ごめん!」


声に反応して顔を向けると

サンダーの落とした落雷で砕けた木の近くから

白い上着を腰に巻き黒い長袖シャツを着た赤髪の男の人が両手を挙げ、こちらに向かって歩いて来る


【サンダー】

「・・・・・」


サンダーが電流をまとった手を男に向けた瞬間、男に向かって電流が伸びた


が、男の周りに炎の球体が出来て電流を打ち消した


【サンダー】

「チッ!」


その光景を見てサンダーが不愉快そうに舌打ちした


【赤髪の男】

「おいおい!謝ってるだろ~?」


炎の球体が消えて再び赤髪の男の姿が出てきた


【サンダー】

「謝ったら許して貰えると思ってんのか?」


ブチ切れモードのサンダーが男に向かって問いかける


【赤髪の男】

「まぁ~そんな興奮するなって、お前だって俺とはやり合いたくないだろ?」


そう言ってこちらに歩いて来ながら自分の右耳を指差した

ここからだと良く見えないけど、耳の上部にピアスの様な物が付いてる


【サンダー】

「・・・チッ!・・・犬が」


サンダーは不愉快そうに顔を歪めるが、もう襲う気は無いみたいだ


【赤髪の男】

「君も本当にごめんね~」


私の前まで来て男の人が手を差し伸べて来る


【ルナ】

「あ!・・・すみません」


手を引っ張ってもらい立ち上がる

結構激しく突き飛ばされたが、サンダーに借りた上着は汚れ一つ付いていない様だ


・・・良かった

・・・もし汚しでもしたら、と思うと恐ろしい


【赤髪の男】

「・・・はぁ~こんなミスするなんて、そーとー疲れてるなぁ・・・俺」


男は何か考え、嘆くようにため息をついた


【サンダー】

「おい!行くぞ!」


男を無視してサンダーが町に向かって歩きだした


【ルナ】

「えっ!待ってよ!置いていかないで!」


慌ててその後を追いかける


【赤髪の男】

「あ!待って!待って!」


男に呼び止められた

が、サンダーは足を止めない、無視をするらしい


私は・・・思わず反応して振り返ってしまった


【赤髪の男】

「お詫びにさ~ご飯ご馳走させてよ、一緒に食べようぜ~」


ニコニコしながらとても素敵な申し出をしてくれた

・・・でもサンダー怒ってるからダメだろうな


【ルナ】

「サンダーどうするっ!?わっ!?」


一応聞いてみようと振り向いたら

先に歩いて行って居たはずのサンダーが目の前に居た


【サンダー】

「・・・犬が、飼い主に許可なく餌食って良いのかよ?」


男を睨みつけはき捨てるように言った

・・・よく分からないけど、とりあえず失礼な事を言っているのは分かる


【赤髪の男】

「・・・まぁ~君達にお詫びって事なら文句言われないだろ」


少し呆れた様子で笑いながら町に向かって歩きだした

サンダーが黙って後に付いて行くので私もその後に付いて行く


・・・薄々気づいていたが、やっぱりサンダーはご飯で釣れるらしい


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