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【22話】雷◾️お金がない!





◾️◾️サンダー視点◾️◾️

挿絵(By みてみん)



【サンダー】

「・・・・あ~」


窓から入って来る日差しで目が覚めた

なんだかんだ熟睡したらしい


・・・ベッドはやはり最強だ


が、隣には誰もいなかった

と言うか部屋にルナの姿はない


【サンダー】

「・・アイツは今度は何処に行ったんだ?」


・・・放浪癖でもあるのかアイツは?

まぁ、今回は町だからそんなに気にする事は無いだろう


【サンダー】

「・・・顔でも洗うか」


まだハッキリしない意識の中、

顔を洗いにバスルームのドアを開ける


【ルナ】

「・・・・・」


中ではルナが頭をタオルで拭いていた

・・・全裸で


【サンダー】

「・・・あ~、カギぐらい掛けとけ」


そう言ってドアを閉めた

バスルームの中から甲高い叫び声が聞こえた


【ルナ】

「・・・はぁ」


風呂から出てきたばかりのルナは大きくため息を付いてる


【サンダー】

「カギを閉めなかったお前が悪いだろうが」


【ルナ】

「・・・カギなんて付いてないし、開かなくなったら怖いじゃん」


布団で一緒に寝るのは平気なのに裸を見られるのは嫌なんだな

・・・それにしても


【サンダー】

「・・・・お前・・・いい体してるな?」


意外なルナの体つきに思ったままの感想を言ってやる


【ルナ】

「・・・・・・」


俺の言葉少しなんだように視線を上げ


【ルナ】

「・・・それって・・いい事だよね?」


よく分からない質問をされた

・・・まぁ、悪い事ではないと思う


【サンダー】

「・・・多分な」


【ルナ】

「・・・そっか〜、ふふ」


適当な俺の言葉に嬉しそうに笑っている

・・・こいつはもしかしたら変態なのかもしれないなぁ


【サンダー】

「はぁ・・・お詫びにメシ奢れ」


【ルナ】

「・・・なんで私がお詫びしなきゃいけないの?」


流石に疑問に感じたらしい


【サンダー】

「・・・腹減ったんだよ」


疲れた様にため息混じりに告げると

ルナは少し気まずそうに目線を反らし


【ルナ】

「・・・・そう言われても、私もうお金持ってなし」


爆弾発言をした


【サンダー】

「・・・はぁ?」


【ルナ】

「だっ、だって・・・サンダー昨日も高いお肉食べたでしょ?お会計ギリギリだったんだから~」


ため息を吐きながら愚痴ってくる


【サンダー】

「・・・・・いやいや、俺持ってねえぞ、金」


【ルナ】

「え~?朝ご飯どうしよ~?リンゴもう無いよ〜」


慌てたように声を上げた

・・・恐らくコイツも俺を当てにしてたのだろう


【サンダー】

「つか、問題はそこじゃねえだろ」


【ルナ】

「ん?」


何の事?と、言わんばかりに首をかしげてくる

・・・コイツ本当にバカだ


【サンダー】

「・・・ここの金はどうすんだよ?」


【ルナ】

「ここ?・・・・・・・あああああああーーーーー!!」


やっと気づいたようで大声で叫んだ


【ルナ】

「やだやだ!どうしよう!?」


慌てた様に考え込む

泊まっておいてお金がありませんは通用しないだろうな


【サンダー】

「・・・仕方ないか」


徐に立ち上がり窓を開ける


【サンダー】

「おい、準備して早く来い」


【ルナ】

「え?どうするの?」


俺の行動を不思議そうに見つめている


【サンダー】

「窓から逃げるに決まってるだろうが」


【ルナ】

「だだだだだだだめぇぇぇぇぇえ!」


叫びながら俺の腕に飛びつき引っ張ってくる

・・・いちいちうるさい奴だ


【サンダー】

「金が無いんだから仕方ないだろ?」


【ルナ】

「でも・・・やっぱり・・・・そんなのダメだよ」


肩を落としてどんどん表情が暗くなって行く


【サンダー】

「こんな時に良い子ぶるなよ、めんどくせぇ・・・」


【ルナ】

「・・・どうしよう」


俺の言葉が聞こえてない様子でしゃがみ込みしばらく考えだした


【ルナ】

「・・・お金貰える方法とかないかな?」


【サンダー】

「あ〜、店でバイトとかしたら貰えるんじゃ無いか?」


【ルナ】

「本当に!?このホテルでバイトってできるのかな!?」


適当に答えた俺の言葉に食いついて来た、が


【サンダー】

「このホテルは暇そうだからな、まず無理だろ」


アホらしい提案を即否定してやる


【ルナ】

「じゃあ・・・他のお店ならあるかもしれないって事?」


期待を込める様に目を輝かせて尋ねて来る


【サンダー】

「・・・俺はしないぞ?つかそんな事するくらいなら逃げた方が早いだろ」


【ルナ】

「だめだってば!バイトは私がするから!逃げないで!」


必死に叫んで来る


俺はそれを待たないといけないのか

・・・・面倒だ


だが、コイツは絶対行かせてくれないだろうな


【サンダー】

「はぁ・・・精々頑張って稼いで来い、ついでに俺のメシ代もな」


そう言ってベッドに横になる


【ルナ】

「・・・何してるの?」


不振そうな横目で俺を見ている


【サンダー】

「お前が帰って来るまで寝るんだよ」


【ルナ】

「そんなのズルい!バイトは一緒に探してよ!」


怒ったように顔を引きつらせ腕を引っ張って来る


【サンダー】

「あ~・・・めんどくせぇ・・・」


・・・もう、全てが面倒だ


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