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【バッドエンド1】〜未熟な理性〜2

【注意】

ここはバッドエンドルートです。

バッドエンドが苦手な方は読まないで下さい。








・・・


・・・・・・


・・・・・・・・・


・・・私は何処に向かって歩いているのだろう?


先の見えない真っ暗な森


・・・私は何処に向かっているのだろう?


「・・・・・・・」


何も考えれらない

涙も出ない

どうしたら良いのか分からない

なにが起きたのかも分からない


・・・私は本当に馬鹿だ


「・・・・っ」


背後で草木を踏むような音がした

視線を向けると6人の男達がそこに居た


男達は笑いながら私に近付いてきて


サンダーと同じように私の体の上に乗り


同じように私を汚した


「・・・・・・・」


私はどれくらいこうしているだろう


何十分?何時間?


幾度となく続いた痛みすらもう感じなくなっていた


私はなにをしているのだろう?


私はなにがしたかったのだろう?


「・・・・・・・」


向けた視線の先には

踏まれたような跡が残るピンクのリボンが目に入った


「・・・・・・・」


・・・私は


・・・私は


もう一度あの場所に行きたかった


もう一度会いたかった


・・・そうだ


・・・まだ


まだ諦めたくない


どんな事になっても


生きているだけでいい


きっと


生きてさえいれば


私に笑顔を向けてくれる


「あ~あ!きたねぇ~な!」


地べたに横たわる私を囲うように立つ男達の声が聞こえた


「マジで最悪!次の事考えろよな!」

「悪い!悪い!」

「あ~・・・俺もういいわ~、汚すぎる」

「流石にこれでだけ汚いと萎えるな」

「そうか?やるだけなら俺は気にしないけどね~」


「やめてっ!」


再び私へと近づいて来る男から逃げるように避け

リボンへと手を伸ばし

強く強く抱きしめた


「今更なに言ってんの~?もう素直に楽しんだ方がいいって」

「どうせ他の男はお前みたいな汚い女相手にしないぜ?」


「そっそんな事ない!」


愉快そうに笑う男達に声を張り上げ怒鳴り返した


「え~!俺ならパスだね、彼女にはしたくない」


・・・そんな事ない


「自分の女は綺麗じゃないとね~」


・・・・そんな事


「でもさ~言わなきゃ分かんないんじゃない?」


「っ・・・・・」


・・・言わなければ分からない?


「あ~確かに俺達以外には分からないかもな」

「って事で~誰にも言わないから!今日は楽しもうよ!」


そう言いながら近付いて来る


「っ来ないで!!」


そんな男を怒鳴りつけ睨みつけた


「大人しくしてたら誰にも言わないって~!」

「俺達以外は知らないんだから!」

「それとも、ずっと俺達に付きまとってほしいの~?」


・・・知らない?

・・・この人達以外は知らない?


・・・なら

・・・この人達が存在しなくなったら


・・・全部なかった事になる?


・・・この人達がいなくなれば


・・・この人達が世界から消えたら


「・・・・・」


周囲に切り裂くような音が幾多も鳴り響き


「・・・・・・・」


私を血の匂いが囲った


「・・・・な・・・な・・に・・・なに」


体の震えが止まらない


「な・・なんで?・・・なんで?」


私を汚した男達は体を引き裂かれた姿で地面に散らばり

地べたへと飛び出した眼球が恨めしそうに私を見ていた


「・・・・・・」


・・・そんな事どうでもいいや


「・・・・・・」


・・・これで全部なかった事になったんだから


「・・・・・・」


私は汚れてない


「・・・・・・」


元の私に戻ったんだから


「・・・・・っ」


・・・違う


・・・違う


・・・私は元に戻ってない


・・・もう1人いる


・・・私を汚した奴が


・・・もう1人いる


ゆっくり立ち上がり

裸足の足に粘りつく温もりを感じる液体を踏みながら歩きだした


町に戻り

ホテルに入り

部屋に入った


「・・・・・・」


・・・いない


「・・・・・っ」


・・・何処に行った?


「・・・絶対逃がさない」


再びホテルを出て町に出た


「っきゃ!?」


ホテルを出た時甲高い女の声が聞こえた

ゆっくり目を向けると遠目に私を見る女が立っていた


「っ・・・・・・」


女は私と目が合うと怯えた様に視線を反らし走り出した


「・・・・・・」


ゆっくりと私自身に目を向けた


「っ!?」


布をまとっていない私の体は

少し乾いた血だけをまとっていた


「・・・・・っ!!」


・・・見られた

・・・あの女に

・・・あの女も知ったんだ

・・・私の汚れを


「・・・ダメ!!」


そんなの許さない

私は元に戻るんだから

汚れてない私に


「・・・・・っ!!」


きっとあの男もこの町に居る

そしてあの女もこの町に居る


「許さないっ!許さないっ!許さないっ!許さないっ!!!」


この町が私を汚した

こんな町が存在してるからいけないんだ


「消えてよっ!消えてっ!消えてっ!消えてっ!!!」


私の言葉に反応するように辺りに黒い霧が立ち込めた


そして全てを包むように黒い霧は渦を巻き始め


全てを壊し空へと巻き上げていく


「・・・凄い・・・凄いよ」


これは何の力なんだろう?

なにが起こっているんだろう?


何も分からない


でも

これはきっと私の力


神様が私に力を貸してくれてるんだ


「・・・ありがとう・・・これで私は元に戻れる」


笑いが止まらない

幸せが私を包む

嬉しくて涙が出た


「・・・みんな・・・みんな・・・死んじゃえ」


その時

真っ黒な渦からねじり込むように空に真っ赤な光が見えた


「っ!?」


真っ直ぐ私に向かって来る赤い光に恐怖を感じ必死に体を避けた


「いやアアァァア”ア”ア”アアガガガっ!!!」


でも赤い光は私を逃す事無く体に絡みついてくる


「ギャガガガガガァ!!!!」


全身が溶け出すような熱を体に感じ


「_______!!!!!!!」


出しているはずの声が出ない


そんな時


赤い光の中に空に舞うリボンが見えた


必死にそのリボンに手を伸ばした


「_______」


でも、赤黒く溶けた私の手はリボンに届く事はなく


リボンは私の手から逃れるように空高く舞い上がった




その瞬間、視界が真っ白に染まった

熱さから解放されたその空間は

私の体はココにあるのに

存在しないような不思議な空間


その中で

視界ではなく

脳に映し出すように私を見上げる3人の姿が見えた


女の人と男の人

そして

その2人に挟まれるように立つのは

銀髪のあの子だった


私を見上げる3人の顔はとても優しい笑顔


それがいつなのか

その笑顔の意味も分からない


でも

これだけは分かる


それはきっと

私ガ辿リ着キタカッタ世界




◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️


◾️あの時に戻ってやり直しましょう。

  【19話】雷◾️ベッド(★) 

   https://ncode.syosetu.com/n4829ih/20/

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