表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/136

【1話】◾️◾️◾️◾️◾️







その子達はいつものようにそこに居た


「おはよう!」


その子は笑顔で声をかけてきた


「おはよう」


その笑顔に笑顔で言葉を返した


「・・・どうしたの?元気ないね?」


その子は心配そうな顔で尋ねてきた


「・・・お腹空いたかも」


その言葉に少し落ち込みながら答えた


「・・・・・・・・・」


その言葉に

その子達は何も言葉を発する事は無く目線を向けた

その先にはバケツがあった

その中では何かが動いている


「・・・ごめんね」


その子は悲しそうに謝った


「・・・大丈夫だよ」


その言葉に安心させられるようにニコッと笑い返した


「・・・もうすぐ、行くから」


その子は真剣な表情でそう言ってくれた


「・・・本当に?」

「絶対行くから!待っててね!」


その子は笑顔で私の言葉に返してくれた


「・・・ありがとう」


その言葉にぬくもりを感じ

その言葉に涙が溢れ

その子達よりも大きな体で

その子達にすがりついた


その子達は

とても

とても

冷たかった


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ