【バッドエンド4】〜ケジメ〜4
【注意】
ここはバッドエンドルートです。
バッドエンドが苦手な方は読まないで下さい。
目が覚めるとホテルのベッドの上
窓の外の明るさで朝だと分かった
部屋のドアが開かれ氷歌が部屋に入って来た
「サンダー?起きてる?」
「・・・ああ」
普通に声をかけてくる氷歌に目を向ける事が出来ず、顔を向ける事なくソファーに移動した
「・・・情けない男ね」
ため息混じりにつぶやくと長方形のシンプルな財布を俺に差し出した
「・・・なんだよ、これ」
「財布よ」
「・・・いや、それは分かるけど」
「しばらくの生活費、何かといるでしょ?」
そう言ってテーブルに財布を投げ
ソファーに座った俺の顔に覗き込むように顔を近づけてきた
「・・・後悔してるの?」
「・・・いや・・・別に」
「・・・そう、なら良かった」
優しげな笑顔でつぶやき
優しく俺にキスををしてきた
「・・・あの子から目を離さないでね」
唇を離し静かに言葉を向けてくる
「・・・ああ」
「・・・アンタもあの子もルルーカから一切出ない事」
「・・・分かった」
『コンコン』
会話に割って入るようにドアがノックされた
それに反応するようにすぐ氷歌がドアへと向かって行く
「お疲れ様です」
姿勢を正したような氷歌の声が聞こえ
ルナが部屋に入って来た
「・・・おはよう〜」
苦笑いで挨拶をしてくる
「・・・サンダー眠れた?」
「・・・まぁ、普通に」
なんとなくぎこちない会話をしているのが嫌でも分かった
「ルナ~!俺帰るね~!」
ドアから聞き覚えのある男の声がした
目を向けると開かれたドアから氷歌の隣に立つ鷹の姿が見えた
「うん!またね~」
ルナが笑顔で返すと静かに氷歌がドアが閉め
ルナと2人部屋に残された
「・・・お前」
一晩中、鷹と一緒にいたのか尋ねようと思ったが止めた
「ん?」
「・・・いや、なんでもない」
聞かなくても状況を考えれば簡単に分かる事だ
「・・・腹減ったな、飯食いに行くぞ」
そう言ってソファーから立ち上がった
「ん~・・・お腹は空いたけど・・・後払いで氷歌さんに払って貰うのちょっと申し訳ないかも」
「いや、今日は街に食いに行く」
申し訳なさそうに肩を落とすルナに軽く返し廊下に出た
「待ってよ!」
そんな俺の後を慌ててルナが駆け寄ってきた
「サンダーどうしてお金持ってるの?」
「氷歌に貰ったんだよ」
「なんで?」
当然の疑問を投げられた
・・・さすがにそのまま伝えるのはまずいだろうな
「・・・氷歌の仕事を手伝うバイト代だ」
「え~?どんなバイトなの?」
「・・・・・・ルルーカの見回りだ」
自分でも呆れたような答えだと思った
「へ~!それいいね~!じゃ私も一緒に見回りしたいな~」
でもルナは楽しそうに笑顔で声を上げた
「・・・だから・・・しばらく街を見回るから、多分ルルーカから離れられないと思う」
そんなルナに少し申し訳なさを感じつつ言葉を続けた
「・・・それでも付き合ってくれるか?」
「うん!」
予想通りの答えを笑顔で返してくれた
・・・少しだけ罪悪感で胸が痛んだ
・・・これは誰に対しての罪悪感なのか自分でもよく分からなかった




