腐浄の始まり(ふじょうのはじまり)
なんとかこちらは2話目上げることができました^^;
え?他の2作品?
そちらは現在作業中ですw
天文13年(1544年)13歳
在れからちょっと月日が過ぎて、母上の体調が落ち着いたので当初の予定通りに、宇治に居を移した。宇治と言ってもそれなりに広すぎた……俺の身体だとなw ヽ(´Д`;)ノ
大吉山と呼ばれる麓に雨風をしのぐ小屋を建てた後、丸太小屋なる物を建てることにした。
平等院参道の周りにある宇治村に産婆さんも居たので、大事の時は一安心と思いたい。
そうやって丸太小屋の材料を集めながら、茶畑で茶積みの手伝い【当時は近くにあった事にしてw】などで生計を立てていた。
ただ最近数人の武士らしき男達が周りを彷徨き始めた、その内の一人は宇治村の住人から聞いたんだが、『孫次郎』なる名前を名乗っていたと言う事が分かった。
アレ?それ俺も京の町に居た時に聞いた事ある名前だぞ?『孫次郎』って確か、三好家のアノ方だよな。
何でそんな方がコソコソと数人の武士と共に宇治村や、うちの周りをウロウロしていたんだ? (´-ω-`)
もし俺や母上を政事に使われる用に仕向けるとなると厄介だなぁ~。
鍛錬している所を見られるのも困るしな……家の周りに草木でも植えて、野山を駆け回ったりしていれば政治には興味無いて誤魔化せるかな?
五加も家周りに植えて、その外側に溝作って逆茂木も刺しておいて、内側に小石を大量に巻いておけば越えようと思ったら音がするだろうしw (。・m・)クス
ここまでが、家の土地だって表せば家に近づけはしないよな……?
それにしてもあの『ネット〇〇〇』で呼び出した『ネット百貨店』……、まさか『古今東西の武具』だけではなく『砦』や『城』まで扱っているとわね……しかも『現物【土地拡張付き】』と『設計図【縄張り図のみ】』の二種類。
この二つは買わないに様にしないと。
とんでもない田舎の山奥ならともかく……と言うやつだな。
それと最近、妙な噂が宇治の方にも流れ込んできた。
陸奥国の浪岡北畠家の当主である浪岡具永と、連名で陸奥国の南部晴政から救援の知らせが幕府に届いたそうだ……
あくまでも噂程度で宇治の方に流れてきた話だが『三霊場の一つである恐山が溢れた。』という、噂話が流れてきた。
一体何が溢れたって言うんだろ?
何でも朝廷より幕府に、『軍を編成し恐山からの〇〇共の進行を食い止めよ』と、勅令が下ったそうだ。
三霊場の一つである立山には、能登畠山家、越中の鷲巣家、飛騨の三木家、美濃の土岐家と斎藤家、越後の長尾家と越後上杉家が立山の監視に……。
東海の織田家、松平家、今川家、甲斐の武田家、相模の北条家には富士山に軍を集結させ監視させるという話も聞こえてきた。
なんだろうな、とんでもない事に巻き込まれる予感しかしないぞ?俺は母上達と静かに暮らしたいだけなんだけどな。
それに『ネット〇〇〇』で買った「日本の歴史」って書物には、そういうのは書かれてはいなかったんだけどな……。
周りが寝静まった夜中にでも、例の鎧を着たその状態での動きにも熟れていかないとな……。
あ!近くの神社に神頼みって事で御神酒でも奉納しておくかwどうか厄が払えますように!
はい、第2話「腐浄の始まり(ふじょうのはじまり)」でした。
出てくる人物は戦国時代の武将の方々そのままですが、
本文でもあったように、流れてた歴史が違います。
本文中の〇〇はタイトルに関連する言葉ですw
当てはまる言葉のパターンは、いくつかありますので
浮かんだそれが正解だと思ってくださっても大丈夫だと思いますw