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好き嫌い

作者: 雪つむじ

今日もまた

君の長い髪の毛が

僕の腕に絡みつく


僕はひとつ

君に聞こえるように願って

大きく大きく

ため息を


つく


どうしてそんなに邪魔するんだい

そう君に聞こえるように


どうして相手ができないんだい

そう僕に聞こえるように


自分の住む世界なんて

ひとりで維持はできなくて

君の住む世界なんて

僕は必要なんてなくて


一本一本の髪の毛は

とてもとても柔らかくて

一本一本の髪の毛は

優しく優しく


突き刺さって


読み終わらない本を閉じて

君の髪の毛を一本つまんで


僕は排水溝めがけて


投げ入れる

ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 『僕の腕に絡みつく』や『僕は排水溝めがけて 投げ入れる』など、髪の毛で上手く表現されているなと思いました。
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