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僕の日常 2

「明日から大会の為に実技の授業が増える。その為、今日は魔功の基礎を改めて復習する。まず魔功の基本的な事について酒蔵、答えてみろ」


めんどくさいと思っているのか、嫌々な表情になりながら魔術の基本について語った

「魔功とは自身の中にある魔力を源にしてこの世界に現象として具現化さむせて行使することであり、悪魔と呼ばれる怪物、氣功師達の世界は悪霊と呼ばれる物と戦う為の術です」


先生は頷きながらそうだなと言い今度は枢に魔術の属性について語らせた


枢は、はい、返事をしてから答えた

「魔功の基本属性は火、水、土、雷気、風、光、闇、無属性の8種類ありますがそれぞれ属性には火なら炎、水なら氷、土なら木、雷気なら雷、風なら嵐、光は創造、闇は破壊と上位属性が存在しています」


「その通りだ南野。では無属性以外の7つの属性には上位属性があるのになんで無属性には無いのか分かるか」


「それは…すいません、わかりません」


「流石に南野でも分からないか。答えはだな、無属性には上位属性が無いのは無属性が全ての属性の元になっているからだ。俺たちの魔力は属性を持つがそれはこの世界に現象として具現化した時に俺たちの魔力を使って具現化しているからだ、元々世界の魔力は無属性の魔力が多くそこにある物によって属性が決まり、海だったら水属性と無属性が多く、山岳地帯なら土属性と無属性が多い、というふうに何処にでもあるものでこれに俺たちの魔力を干渉させて発動しているということだ分かったか、お前ら」


僕達はそういう事かと頷いて返事をしていたが何人かはあまり分かっていない人もいるような返事をしていた


「先生、それならその場所にない属性は使えなくなるけど俺達は普通に使えていますけど、どうしてるですか」


生徒の一人がそういうと、確かにそうだ。という声が上がった。


「良い質問だ、それはあくまでもその場所に多い属性というだけで存在しないものというわけでは無いから使えるということだ。ただしその場所に多い属性とは相対的な属性は力を十全に出せないということでもあるぞ。ここはテストに出るから覚えておけよ。」

先生がそういうとクラス全員がノートにその事を書いた。


その後も、基本的な魔功に関しての授業が続き放課後になった。


やっと放課後だー、と背伸びをしながら竜二がしゃべっているので、僕は頷いて明日からの授業のために枢達を誘いみんなで訓練場に向かった。訓練場は大きな闘技場のメインアリーナと少し小さなサブアリーナが4つあり、メインアリーナを囲む形で出来ている。今回は北側のサブアリーナの一角を僕達は使うために探していると姉さんがお友達と組手の訓練していたので、僕達も一緒にさせて貰うことになった。


「一緒に使わせて貰ってありがとう姉さん、円さんもありがとうございます」

「良いって大地君。今、丁度大武道大会のことで大地君達の話をしていた所だったからさ」


おどけたような感じで返してくれたのは姉さんの友達であり竜二の姉である酒蔵円さんだ


円さんはいたずら好きで良く姉さんや竜二をからかって遊んでいる。今も竜二を笑顔でくすぐって遊んでいる、竜二が笑いながら器用に助けを求めているがもう少し静かに姉さんと話したいから竜二には申し訳ないが無視している。


「姉さん、僕達明日から大会の為に実技が増えるから魔功の練習がしたいんだけどこの場所を一緒に使っても良いかな」


僕が姉さんにそうお願いすると弟の頼みだもの、と笑顔で頼みを聞いてくれた。ただこの後起こることを僕はまったく予想していなかった。

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