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召喚無双~現代日本に転生したが、異世界が関わってきやがるので無双してやる~  作者: ぢたま
第08話 宇宙英雄伝説04 英雄達の終焉編
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第08話 宇宙英雄伝説04 英雄達の終焉編 - 18 - 突撃

第08話 宇宙英雄伝説04 英雄達の終焉編 - 18 - 突撃


 無敵の盾のおかげで、雨のように降り注ぐ攻撃を、正面から突破することができた。

 戦艦の外壁に取り付くと、まずは左舷側にある兵装をすべて潰しておく。

 撃沈するつもりはないので、安全に離脱することができればそれでいい。

 一通り攻撃が静まったところで、格納庫の位置を特定してソードで切り開く。

 人形の状態で内部に突入すると、入れ替わるように不運な乗組員が何人か宇宙空間に放り出された。

 すぐに、補修材が切り開いた場所に発射され、空気の流出を防いぐ。

 格納庫内に戦闘機の姿はない。全機出撃中である。

 俺は中にあった装備一式にガンポッドの斉射を加えて破壊しておく。

 これで、戦闘機部隊のための補給物資が失われた。

 出撃した戦闘機部隊が補給のために帰還したとしても、補給を受けて再出撃することはもう不可能である。

 ここまでやった後、俺は盾に使っていた偽トルマンを格納庫の中央付近に転がして、格納庫を離脱する。

 もちろん帰り道など開けてくれるはずないので、ソードを使って道を作った。

 戦艦から離脱するのは簡単だ。武装を潰した左舷側から離脱すればいい。

 ただ、なにもかもが順調というわけにはいかない。

 出撃していた戦闘機部隊が帰還してきたのだ。

 ライジンの突入を受けた母艦を、護衛するために次々と帰投してきている。

 もちろん、相手にする必要はないので、射程距離外で回避しようとするが、問題があった。

 ゲイルが指揮を執る小隊が追撃してきていたのである。


「作戦目標は達成した。俺がしかけるタイミングで離脱しろ」


 俺は回線を開くと、すぐに指示をだす。


「了解した。タイミングはまかせる」


 打てば響くように、ゲイルが返答を返してくる。

 俺は敵前方に向かってガンポッドのバレットを送り込む。

 同時に戦闘機形態に変形すると、スラスターを全開にして最大加速を行う。

 リミッターなしの最大加速で、敵編隊に突っ込む。

 敵がライジンを補足して対応して応戦しようとしてきたが、その前に先頭の敵機が沈んだ。

 致命傷とまではいかないが、大破に近い。

 俺が撃ったバレットによるものだ。

 当然その動きで、敵編隊は全機ライジンを認識した。

 だが、戦闘機形態で最大加速を続けていたライジンは、至近距離まで接近していた。

 敵からの攻撃が来るが、特に回避運動を取るまでもなく命中しない。

 あまりにいきなり過ぎて、ライジンの加速に対応できていないからだ。


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