表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚無双~現代日本に転生したが、異世界が関わってきやがるので無双してやる~  作者: ぢたま
第08話 宇宙英雄伝説04 英雄達の終焉編
506/550

第08話 宇宙英雄伝説04 英雄達の終焉編 - 05 - メッセージ

第08話 宇宙英雄伝説04 英雄達の終焉編 - 05 - メッセージ


 もし俺だったなら、最後まで迷うだろうからだ。

 検索結果はすぐにでる。

 名前でソートをかければ一瞬であった。

 あった。

 送信先は俺。

 送信元は今やソーグ帝国の英雄となったコーグ・ド・ファリス准将である。

 俺が置いてきたメッセージを読み取ったのだろう。

 メッセージを開いて中を確認すると、そこには俺が書き残したメッセージがそのまま書かれていた。

『言葉を話す、白い獣に気を許すな』というメッセージの他には、何も書かれていない。

 もちろん俺からの接触を待つつもりなのだろう。

 なぜそうしなければならないのかはいたって簡単で、誰が航行中の戦艦に侵入してメッセージを書き残したのか、確信が得られていないからだ。

 このメッセージを出した相手はファーイースト・コーポレートだけではないだろう。

 ようするに、手当たり次第にメッセージを投げたのである。

 もちろん返信はあるだろう。

 その中には白ハクと関係している英雄もいるかもしれない。

 強制的に英雄同士の戦いを強いられて、未だに生き延びている英雄ならばこのメッセージの意味することははっきりとわかる。

 自分の戦いにとって有利になるよう利用しようとする者や、メッセージの意味することを知ろうとする者、反応としてはそれぞれだろう。

 このメッセージの出自がファリス准将ではないということを知るのは、俺とファリス准将だけだ。

 いくら返信がこようが、取り違えることはありえない。

 俺が残したメッセージから、俺と連絡を取りたければこのやり方しかありえないだろう。

 過小評価などしていたわけではないが、ファリス准将は俺が思っていた通り優秀な人材のようだ。

 もちろん、俺は連絡を取るつもりでいる。

 ただし、メッセージへの返信ではなく、直接である。

 間違いなく接触を図ろうとした俺が、英雄ゲームのプレイヤーの一人であることを知っているはずだ。

 ファリス准将との直接対決は違反行為である。かと言って、共闘することもまた違反行為となるのだから始末が悪い。

 直接会えば闘うか共闘するしかない。

 ただし、それは双方が英雄同士であることを認識している場合に限られる。

 そのことは、ラートラ共和国で英雄の一人をパイロットとして、俺の部下とすることで確認してある。

 この行為に関しては、とくに危ない橋を渡ったというわけではない。

 予め確証があったのだ。

 俺が英雄の一人に接近しようとしたとき、警告は俺だけになされている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ