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召喚無双~現代日本に転生したが、異世界が関わってきやがるので無双してやる~  作者: ぢたま
第08話 宇宙英雄伝説01 クレアル海回廊会戦
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第08話 宇宙英雄伝説01 クレアル海回廊会戦 - 51 - 正解

第08話 宇宙英雄伝説01 クレアル海回廊会戦 - 51 - 正解


 俺はそこからもう一つ先の事を考えていたのだが、今ナジュに伝えるのはここまでだ。

 ナジュは眉間に皺を寄せて難しい表情になっている。

 もちろん考え込んでいるとか、悩んでいるとかそういうことではなく、俺からの情報量が多すぎていっぱいいっぱいになっているのだ。

 正直自分でも、ナジュに対して今の話しはあまりに詰め込みすぎたと若干反省している。

 俺はしばらく黙って様子を見る。

 もう一度噛み砕いた説明をするべきかどうかを探っているのだが、今のをさら噛み砕いた説明となるとかえってわかりにくくなってしまいそうだった。

 結果が出たのはそれからおよそ三分後であった。


「なるほど、ようするに他の英雄が禁止事項を破って攻めてきても、ペナルティはあるけどそれはそれでアリってことなんだね?」


 ナジュはなんとか正解を出してくれた。

 さらに噛み砕く必要はなくなったようである。


「ああそうだ。だから、そのことを意識していてくれ」


 俺は、注意を促した。

 どこまで意識が続くのかは疑問だが、まぁ不意を突かれなければそれでよしとするべきだろう。


「わかった、まーかせて」


 なんとも自信ありげに、ナジュは胸を張って答える。

 それが俺の不安を煽ったが、だからといってどうにもできないことなので、俺としては期待するしかない。


「たのむぞ、本当に」


 かなりの希望を交えて、俺は念押しする。


「楽勝だってばよ」


 ナジュはさらなる軽さで答えてくれた。

 これ以上何を言っても、不安が増すばかりなのでここらでやめておくことにする。

 それよりは、そろそろハイパードライブ・エンジンをなんとかした方がいいだろう。

 いつまでも、身動きが取れないのではしかたない。

 ただし、そのためにはバルベル号を戦場に持っていく必要がある。

 ハイパードライブ・ユニットを交換すればいいという知識はあるのだが、どうやって交換すればいいのかまでは知らない。

 知る必要もなかったから当然である。

 なので、バルベル号を現場に持っていって、ナジュにユニット交換をやってもらうしかなかった。

 ただそうなると、どうしても予め知っておくことがある。

 もちろん、現時点における戦場の状況である。

 気を探ると、どうやらラートラ共和国艦隊は全滅の危機を脱したようだった。

 かなりの被害を出しつつも、ソーグ帝国艦隊に対して一矢報いることで、一旦艦隊を撤退させることに成功している。


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