表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/104

ありがとう

は?どういうことだ?どういうことなんだ?何がどうして、どういう、へ?うん?アリスが死んだ・・・のか?なんで?殺された?病気?なんでなんでなんで


まだ途中だったゼウス皇女の話は途中からもう聞こえていなかった、いつの間にか俺は、俺達4人は走り出していた


走っているときは何も考えていなかった、ただただ本当だと思いたくなかった


「だれか、だれか嘘だって言ってくださいよ!」


俺たちは、先に到着していたゼウス皇女殿下のおかげで、すぐにアリスのいた牢に着くことができた


そこにあったのは他の死体と比べると全く残忍でも、残酷でもない、でも確実に俺達の願いを、嘘であったくれという願いを打ち砕くものだった、そこには血の気の引いた青白い肌と、どこまでも温かく、どこまでも幸せそうな笑顔のアリスの死体があった


4人の泣き声と叫び声だけがその場に響いた


数時間後、ある程度落ち着いた俺たちはゼウス皇女殿下から取り調べを受けている


「すまない、大切な友人を失った君たちの傷を抉るようなこと、本当はしたくないんだが」


「いえ、お気になさらないでください」


申し訳なさそうに言うゼウス皇女殿下に対してアメジがそう返す


「ありがとう、それじゃあまずは今回の件で分かっていることについて、こちらから話そう」


「まず一つ目、アリスはおそらく自殺だ、凶器がアリスの魔力で作られていたことと、外傷を直した跡がないことが理由だ、次に二つ目、アリスは誰かが来たのが理由で死んだと思われる、アリスと12の牢の鉄格子が破壊されていたこと、他の死亡者とアリスの死亡時間にズレがなかったこと、が理由だ」


「そして最後に、これはあくまで私の推測だが、おそらくアリスは君らを裏切りたくなかったんだと思う・・・あの日12が現れた時、ヘマタイトとアリス以外を殺そうとしてたと言ってたでしょ、多分あれはアリスが組織に必要だからだと思うの、まあ12の私情が入っていなければだけどね」


「それで何が言いたいかってことだけど、きっとアリスは組織に戻ることを断るため、君たちを2度と裏切らないために自殺したんじゃないかなと、私はそう思うよ」


それを聞き4人がゆっくりと涙を流し、「ありがとう、ありがとうございます」そう言った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ