変わらない表情
キョウが無表情のまま鼻歌を奏でながら紫髪の男以外の4人を流れるように殺していき、最後に紫髪の男のいる牢屋に入る
「よお、久しぶり、12(トゥエルブ)」
「僕を殺しに来たんだろう?早くやりなよ、6(シックス)」
睨みつけてそう返す
「まあそういうなって、まだ時間はある、残ってる唯一の同期なんだ、それに今日はまだ誰も詳しい話を聞いてくれねえんだよ、おしゃべりしようぜ」
しゃがんで目線を合わせて無表情でそう聞く
「断る」
即そう応えた12に
「しゃあねえなあ~じゃあ殺してやるよ」
そう言って立ち上がり見下ろしながら無表情で言う
「いざ同期を殺すってなったら、なんだか悲しいなあ、辛いなあ」
そう言いながら、手に持っていたチョッパーナイフで、スパッという音が鳴りそうな、始めから繋がっていなかったと思わせるように、綺麗に切り落とした
「ああ、悲しいなあ、悲しいなあ、とっても悲しくて辛いなあ、あれ?でも、涙も何も流れてなくねえか?なんでだ?悲しいのに涙が流れない、やっぱ俺、泣けねえんだなあ」
そういって、ゆっくりと自分の頬を撫でる
「あれ?もしかして表情が一切変わってねえのか?この状況で?はっはっ、おもしれえ~」
顔に手を当てて、地面に頭がつきそうになるほどのけぞり、無表情のまま笑い声のような何かを上げる、かと思ったら急に起き上がり、笑い声も止めて
「そろそろ帰るか」
そう言って6の牢屋の鉄格子を赤子の手をひねるように簡単に壊し、出ていく
次の日の朝早くに、ヘマ、ロラ、ライトちゃん、アメジがクラフト高校校門前に呼ばれる
なんでこんな朝早くに、まだ太陽が昇り始めたばかりじゃないか、ライトちゃんなんか眠すぎて動けてな・・・いやあれは寝てるだけか、アリスが起こしてくれ・・・
起こしに行くか
「ライトちゃん、立ったまま寝たら足腰悪くするよ」
「んっ、ああすいません」
そう言って目を擦りながらあ歩く
俺たちが校門前に到着するとそこにはゼウ・マギア皇女殿下がおられた
「今日はあなた達に緊急の報告があるの、アリスが、クラフト高校順位34位、アリス・ゼミヤが獄中死しました・・・・・・・・・・・」




