後悔
瑠璃先輩のお見舞いに行き、それからしばらく俺たちの部屋でてきとうで適当な話を夕方くらいまでして、最近テロがあったこともあり、ロラとリビアンがライトちゃんを部屋まで送りに行き、俺とレインの2人だけが部屋に残った
仕事が終わり、お客が来ているわけでもない、いつもならこういう時、レインが俺に何かしら理由をつけてからんでくるが、今日は違うらしい、あいつのことだどうせまだあのことを気にしているんだろうな、ライトちゃんがいた時は笑顔で対応してたのに今はあんなに申し訳なさそうな顔になってるし
「レイン、お前の主人は誰だ?」
そう聞くと
「未来の皇帝であり、世界平和への道を示す者、ヘマタイト・クリスタ様です」
即そう応える
「ああ、そうだレイン、お前の主人は俺だ、つまりお前がやるべきことは、俺の言葉から本心を掬い取り命令を遂行すること、俺の身の回りの世話をすること、そして死なないこと、それだけだ、たったそれだけだ」
「もしお前が何かを罪だと思うのなら、俺が全て背負おう、それが主人であり、皇帝というものだ、だからもう自分を責めるな、泣きたいなら好きなだけ泣き、笑いたいなら好きなだけ笑え」
レインの目の前に立ち、目を見ながらそういう
目尻に涙を浮かべ、俺に抱き着く
「守れなかった!守らなきゃいけないと思った人たちを!恐怖で!一瞬足がすくんだんです!そのせいで!そのせいで!ロラ様や!瑠璃様が!みんなが!あそこまで傷ついて!私はもう!誰にも傷ついてほしくありません!」
いつもは明るく冷静に、子供で大人で、誰かの胸の中で泣き叫ぶような姿なんて想像もできないようなレインが、ヘマタイトの胸の中でただただ叫ぶ、自らの後悔を
「ああ、よく頑張った」
そう言って優しく抱きしめる、それだけ言ってただただ抱きしめる




