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馬車の中で

そのドアの先にはとても薄いピンク色の髪と鋭い目つきをした最近見たあの人に似ている、貴族とまではいかなくとも庶民の中の金持ちが付けているような服を着けた女性がそこに座っていた


ゼウス・マギア皇女殿下ではないよな、流石にな、だって来る意味とか分からないし、そもそもこんな格好をする理由は?そんな趣味聞いたことないし、お忍びだったら下手すぎるもんな、うん絶対にないはずだ、まあでもここは一応丁寧に


「失礼ながら、お名前を伺ってもよろしいでしょうか」


そう女性を見ながらできるだけ柔らかく言うと


「丁寧なのはよいことかと思われますが、庶民相手に敬語を使うのはあまり感心できませんね」


この感じは確実に皇女殿下だな、普通庶民なら相手が下級貴族でこちらに丁寧に接していても初対面の相手にこんな返事はしない、たとえ金持ちでも、いや金持ちだからこそしない


「たしかにそうだな、折角滅多にない機会をいただけたのだ、のらねば失礼だな」


そういって馬車に乗り込む


「えっと・・・今日は、どんな用で」


そうぎこちない感じでロラが聞くと


「今日あなた達があの時のテロリストたちと面会をするって聞いたから、何か手伝えることはないかなってね」


皇女殿下がなぜ?戦争に勝利したらしいし今は時間があるのか?いやそんなはずない皇族、その中でも第一継承権を持つお方だぞ、暇なわけない、ならなぜ・・・いや別におかしなことではないな、テロリストを警戒するのは当然、それにアリスとの関係はあの場で察していただろうし、自分と友達を危険な目に遭わせ、友達の人生を狂わせた相手を許せないとなるのは普通だ、それならその手伝いをするためということで情報をもらいつつ協力者も手に入る


だが残念ながら俺たちの今の目的はそこじゃない、今やるべきことはアリスの死刑を避けることだ、そのためには皇族をだますのが必須、まだ準備が整っていない今話すのは悪手だ


「それがなかなか口を割ってもらえず、組織に関することは全然聞けなくて」


そう俺が返すと顔色一つ変えず


「なら仕方ないわね、なら何かあったら言ってね」


と笑顔で返した


「じゃあ、クラフト高校に着くまで、私が感じたヘマタイト、あなたへの印象をはしてもいい?」


「はい、どうぞ」


と緊張していることが誰でも分かるような声で返す

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