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懺悔

あれから3日後テロリストたちの確保と死体の回収、負傷者の治療が終わった、俺が思っていたよりも被害は大きく、男子寮、女子寮の1階ロビー以外崩壊、校舎の2階の所々に小さい穴と爆破跡、3階の俺らの教室の一部壁破壊、そして十数名の生徒、数名の先生の死亡、一部生徒、先生の負傷、その中でも特に瑠璃先輩の傷は酷く、死んでもおかしくないほどだったらしく、しかもそんな状態で無理をしたせいか今も目を覚ましていない


寮が壊れたことやテロのこともあり、事情があり帰れない生徒や現在療養中の生徒以外は明日の葬式のあと帰省することになった


そして俺は今ロラ、アメジ、ライトちゃんと一緒にアリスと面会するために帝都の中央にある宮殿、その近くにある牢獄に向かっている


「あの、アリスさんってやっぱり・・・死刑になっちゃうんでしょうか?」


重い空気が充満していた馬車の中でライトちゃんがそう言う


「ああ、このままいけばそうなるだろうね」


そう返すと


「危険なことはしちゃだめだよ、ヘマ」


とアメジに言われてしまった


「大丈夫、出来ることをするだけだよ」


それから少しして牢獄に着き、アリスとの面会が始まる


薄いガラスの壁越しに座る


「・・・」


口を開き何かを言おうとするが、何も言わないまま口を閉じ、うつむいたと思ったら、大きく深呼吸して、急に立ち上がって言う


「みんな・・・本当にごめん」


頭を下げてそう言い、続ける


「その・・・許してもらえるなんて思ってないけど・・・言わなきゃって思って」


涙をこぼしながらそう言うアリスにライトちゃんが声をかける


「顔を上げてください、アリスさん私達全員アリスさんを恨んでなんていませんよ」


「そうよ、きっと私だってアリスの立場になったら同じようにしたかもだし」


そうアメジが続く


「そうだよ、だから顔を上げて」


「それに今日ここに来たのはアリスを責めるためじゃない」


さらにロラと俺が続くと


「でも・・・でも、私は」


「絶対に・・・絶対に許されちゃいけない・・・ことを」


「アリスさんみたいな優しい人が許されちゃダメなわけありません」


自分を責めるアリスにライトちゃんがそう言う


「でも・・・でも私は!友達を裏切って!仲間を裏切って!最悪のコウモリだよ?」


「コウモリだから!裏切りものだからなんですか?こんな優しい裏切り者が!最悪のコウモリなわけありません!」


「でも・・・」


アリスの言葉を遮りライトちゃんが言う


「でもじゃありません!自分を傷つけないでください!私達に報いたいのなら!今はただ!前を見て!前を見て私達と!話してください!」


その後少しの沈黙が続き、アリスが椅子に座る


「ありがとう、みんな」


涙でくしゃくしゃになった顔でそう言う


「アリス、今日俺たちがここに来た理由の1つ、出来ればでいいんだが話してくれないか?アリスの過去について」

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