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対テロリスト-8

視点は戻りヘマタイト達は


「なあアリス、なんで俺と仲良くなったんだ?」


そう聞きながら教室の段差を下り、アリスに近づいて行く


「そんなの交渉を有利に進めるために決まってるでしょ?」


上ずったような声で煽るようにそう返す


「じゃあなんで幻術をかけて、犯罪を明かして勧誘したんだ?」


「そんなの・・・そんなの・・・なんで私はあんなことを?」


さっきまでの煽るような口調から一転、不安に溺れるような声に変わり、少しずつ後ろに下がり、両手で顔を覆いぶつぶつと何かを言う


「なあアリス、本当はこんなことしたくないんじゃないのか?」


「そんなこと・・・そんなわけありませんよ!」


そう勢いに任せていくつも火の弾を飛ばす、壊れるようにそう叫んで


「じゃあなんで、なんでそんなに辛そうなんだよ」


火の弾を適当な魔法で打ち消し、近づきながらそう言う


「うるさい!」


勢いに任せて右の手のひらから伸ばした雷の蛇が一番奥の、いつも俺達が座っている机に向かう


っ⁉頼む、間に合え


そう思いながらツタを蛇に向けて伸ばすが、ツタが届くより早く机の目の前まで蛇は進んでいた


壊れると思った瞬間、蛇はだんだんと消えていった


(よかっ・・・えっなんで?私の目的はヘマさ・・・ヘマの確保、なのに、なのになんであれは・・・あれはただの作戦・・・なのに)


「なんで‼」


頭を抱えてしゃがみ込んでそう叫ぶ


「なあ、アリs・・・」


俺の言葉っを遮りアリスが言う


「もう!もうどおしたらいいのか分からないんですよ!この国への、世界への復讐を誓ったはずなのに!みんなと、私と同じく復讐を誓ったみんなと・・・なのに国や世界への恨みを・・・たった数か月の幸せが飲み込んで、何年も一緒にいた仲間との日々よりも・・・たった数か月の日々が色濃く記憶に刻まれている」


それから立ち上がり、涙でぐしゃぐしゃになっている笑顔で聞く


「仲間のために戦うって決めたのに・・・結局・・・結局あなたを攻撃することもできない、仲間も友も裏切って、私はどうしたらよかったんでしょうか、ヘマさん」


そう聞かれ、何も返せず黙ってしまう


おれも、アリスも気づかないうちに近づいてきていたライトちゃんがおれの横を通り過ぎ、アリスを抱きしめる


「バカ!そんなの、アリスさんの隙にしたらいいに決まってるじゃないですか!」


「アリスさんはまじめすぎるんです!優しすぎるんです!アリスさんのそんなところが!私は大好きで!大っ嫌いです!だって!だってアリスさん!そのせいで自分がぼろぼろになってるのに気づかず!進んじゃうから!もっと・・・もっと自分を大切にしてください!」


「でもライトちゃん・・・それじゃあみんなが危険な目に合うんです、今よりもっと・・・だかr」


そこまで行ったところでライトちゃんが遮る


「だから何ですか!私は!・・・私達は!友達のためなら命の1つや2つ!・・・惜しくはありません!」


「それに!わしたちには、頼り強い仲間だっています!・・・だから、だから!次はちゃんと、頼ってくださいね?」


「うん」


一瞬のことだった、アリスが返事をしたその瞬間、音もなく教室の壁は壊れ、そいつが現れた


「怪しいとは思ってたけど、ほんとに裏切るとはね、想定外だよ」


紫の短い髪をした見た目とは反対にどこか達観しているような、小学生くらいの見た目の男が現れた


「まあいいや、死んでもらうね、ターゲットとアリス以外には」


そういいライトちゃんに指を向け、闇のビームを放つ


それを見てアリスがライトちゃんを突き飛ばし、ビームに打たれる


「なにをやっているんだ?アリス」


そう冷たく、まるで心がないかのような声で言う


そんな言葉を無視してヘマがアリスの傍に駆け寄り、傷を見ると綺麗に心臓の部分に穴をあけられていた


治れ、治れ、治れ、治れ、なんとしても、魔力を空にしてでも治せ、死んでもだ、絶対に


「無駄なことを・・・時間がないんだ、君だけでも連れ帰らせてもらうよ」


そういい、ゆっくりこちらに近づいてくる敵の前にライトちゃんが立つ


「させません!」


「ちっ邪魔なんだよ」


少しイラついたような口調でそう言い、魔王の手でライトちゃんを思いっきり殴る

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