殺せる?
「ねえ、犯人捜索をする前に聞きたいんだけどさ、人殺せるって人どれくらいいる?」
そうとてもまじめな声でアメジが聞く、そしてみんなが言葉に詰まる、じゃあ俺からいうかな
「俺は、いや俺とロラは殺せない、というか殺しちゃいけない」
その回答が意外だったのだろう、ロラとアリス以外の2人が驚いた顔をし、少しおいてアメジが聞き返す
「なんで殺しちゃいけないの?」
「俺が目指してるのは世界平和だ、人が死なないような、人の命が軽くない世界を作りたい、だからそのためのバトンを渡す俺が人を殺しちゃいけないと思う、だから俺は人を殺さない」
「私も同じ感じの理由で人を殺さないよ」
「俺は、私は・・・か」
そうアメジがつぶやくとつい少し悲しいような声で
「夢ばっか見てられないからな」
そう返してしまう、それから少し沈黙が続き、気まずい空気が流れていた時
「え、えっと私はわかりません、まだあんまり考えたことがなくて」
とおどおどしながら緊張しているような声でゆっくり応えた
「私は殺せますよ、一応」
といつもの口調と雰囲気でライトちゃんに続いてアリスが応えた
それに続き最後の未回答者アメジも
「私も殺せるよ、そうするしかないなら」
といつも通りの声で応えた
つまり殺せるやつ2人、殺せないやつ2人、分からない人1人になるのか・・・めっちゃバランスよくね、このチームならオールラウンダーを目指せるかもしれない
とか自分でもこいつ何言ってんだ馬鹿か?と思ってしまうほどくだらないことを考えていると、ドンドンドンと激しく何回もドアを叩く音が鳴った
すかさず貝を吹き部屋内全てにしか届かないくらいの小さい音を響かせる
「まって、今それどこから出した?」
とアメジが驚き聞いてくるが
「敵襲だぞ、そんなこと気にしてる場合か」
と言い返し自分でもどこから出したか分からないというのを隠してドアに近づく
ドアノブを握り3・2・1・5というハンドサインをしてドアを開けると、ロラ以外はなぜかザ・ドリ〇〇〇〇みたいに倒れていた
そしてロラもドア入り口まで近づき、同じように倒れた
何を遊んでいるんだ、死ぬぞと思いながらドアの向こう側を見ると黒髪美女とおかまがいた
何だ瑠璃先輩とルナさんか、いや何してんだあんたら
そう思いながら俺もこけた




