表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/104

犯人捜索-3

何だろう、自分の部屋の前に着いただけ、そう自分の部屋の前に着いただけなんだ、なのになんなんだこの不安は、胸騒ぎは、大丈夫、何も問題は起きてないはずだ


そう思いながらゆっくりドアノブをひねり、ドアを開ける


その瞬間、パンッという音と同時に目の前に色とりどりの紙が舞う


パーティークラッカーか、でもなんで今?しかもその後ろには、壁と壁の間にふくらみをつけて掛けられた連続してわっかをつなげた輪つなぎや、折り紙の花、壁に書かれた風船のNice to meet you、壁にふくらみをつけて掛けられた赤白交互に並んだ布、天井についてる風船達


ああ、そうか今日は誰かの誕生日なんだなあ~、いや違うは、俺とロラが10月13日、レインとリビアンは誕生日分からなかったから拾った11月2日だし、他3人は知らないけど、今日かもうすぐだったとしてこの2人が知ってて俺が知らない理由が分からないし、つまり


「ナニコレ?」


そう真顔で聞くとなぜか知らないがいきなりレインにビンタされた、だからそれに対して俺は、「ああ、何やっとんじゃわれええ、上司に対してその態度はなんじゃ、その態度わあああ!魔法でドタマぶち抜いたろかああああん!」と言ってやろうかなとも考えたけど、俺は器が広く部下思いの理想とする最高の上司というやつなので、その言葉はそっと心の中にしまったとさ


べべ、別にビビってるとかじゃないし、ほんとだし、やろうと思えばいちころだし、ああ?何ならやって見せようかこの野郎


「なあ、レイン表出ろ、久しぶりにやろうや」


立ち上がってそう言い、左手の親指で階段を指す


「ああ、いいぞぼこぼこにしてやるよ、泣いてもやめねえから覚悟しろよ」


怖い顔をしながら手をぼきばき鳴らしながらこっちを睨んでくる


「スイマセンデシタ」


小さく縮こまりそう言うと


「きこえないなあ~」


と笑顔で返し、肩に手を置く


この悪魔め、ああもう我慢できん、ここまでされて俺が黙ってるだけだと思うなよ


「すいませんでした」


とちゃんとあいてに聞こえるような声で、いや声だけじゃない、実はこの瞬間俺はさりげなくあることをしていた、それはお辞儀だ90度の綺麗なお辞儀だ、だがおれは本当にただのお辞儀をして終わるような人間じゃない、ここからが本番だ


まず一度少し相手の顔を見て、そこから再びお辞儀をするように見せて、膝を落としていき、正座、からの東の国に伝わるもっとも誠意と敬意を示せる姿勢、土・下・座だ


そしてただ土下座をしたわけではない、おれは膝を落として土下座をするまでのこの1秒にも満たない時間にレモンの皮の汁と同じ成分を含んだ毒魔法を発射した、さあどうなるかな


その瞬間、突如天井の風船が割れる


ふっ、全員ナレーションと同時に風船の割れる音が聞えた方を見ているな、今がチャンス


「隙あり!」


そう言ってレインに後ろから抱き着き、自分が下になり一緒に床に倒れる、そこから両足で離れられないように縛り、脇腹をくすぐる


するとここまで笑うかと引くくらい笑い始めた


「ちょ、まっ、やめ、やめてくださいよ、マジでだめ、だめだからー」


今日はお客もいるので数秒で抑え、レインを離す


「ごめんね、うちの馬鹿どもが見苦しい物見せちゃって」


とロラが引き気味に申し訳なさそうに謝る


「大丈夫ですよ、むしろヘマさんらしくて安心しました」


アリスがそう返し、ライトちゃんとその他1人もうなずいて返してくれた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ