チーム対抗戦 反省-2
そして日が出てまだ一時間もたっていない頃、春とはいえまだ肌寒いこの時間に6人がいつもの制服ではなく、私服姿で荷物を持って集まった
「それで、いつ馬車来るんですか、瑠璃先輩」
そうアメジが聞くと、瑠璃先輩がポケットに入れていた時計を見て
「多分もうs・・・」
と言いかけたタイミングで二台の豪華な馬車が到着した
「どうわかれる?」
そう聞いてる間にみんながどんどん乗っていき、奥に止まっている方にナイさん、アメジ、ライトちゃんが乗り、手前の方に瑠璃先輩とロラが座る
なんだろう、あそこに座れって誘導されてる気がする・・・なんか気に入らないから奥のやつに乗ろうと近づくと思いっきりドアを閉められた
はあ、仕方ない乗るか
「私がヘマにぃがやろうとしてること分からないと思った?」
「いや、超低い確率に挑戦した」
そう言いながらロラの隣に座った
それから数時間、トランプや馬車の揺れを含めたチェスで遊んだり、人とは何か、正義とは、悪とは何なのかについて深く、とても有意義な議論をした
馬車を下りてアメジ達と合流して
「ああ、なんだろう、めっちゃ疲れた、帰っていい?」
と言った
「何がったの?これ」
そう俺の方を指さしてアメジが聞いてきたのに瑠璃先輩が
「人とは何か、正義とは、悪とは何なのかについて深く、とても有意義な議論をしただけだよ」
ととても分かりやすく説明してくれた
「その話をして降りて来た時の第一声がそれって・・・はあ」
頭に手を置き呆れたようにため息を吐き言う
「まあいいや、早く行きましょ」
それから薪や松ぼっくりを集めて焚火を作り、土魔法で鉄の鍋を瑠璃先輩に作ってもらい、鶏のだしとったり、トウモロコシとかバターとか玉ねぎとか牛乳とか調味料、パセリ等々使ってロラが作ったコーンスープがこちらです
「え~チーム対抗戦お疲れ様でした。全員気絶しちゃったり、中には乗っ取られたもの、疲労で動けなくなったものもいましたが、全員五体満足で、吹けば飛ぶような命を守り抜き、この場でこうして楽しめていること、とても嬉しく思います。それではスープが冷めてしまうといけませんので今回はここら辺にして、かんぱーい」
ととても笑顔で朝ご飯すら食べてない5人、いや自分含め6人にとっては長く、つらい時間を与えた、ああ、こういういたずらまじ楽しい、いや~友達だからこそできることだよね
うん、流石ロラ、俺がやることを見抜いて長時間冷めないように魔法で細工をしている、おかげでこういう食事を使ったいたずらができるんだから感謝しなきゃね、しかも味も一級品、いや空腹でさらにおいしくなっている
そう言えば昔、『毎日飲みたいほどおいしい』って言ったら『めんどくさい』って断られたなあ、絶対心の中では喜んでたやつだけど
「やっぱりロラの作る料理はおいしいな」
「ありがと」




