散歩-1
それから少ししてから、ロラと瑠璃先輩が2人で出かけてしまい、暇している、少し散歩にでも行こうかな
そう思い、行ってきますとだけ2人に伝え、下まで降りていき、校内を適当に歩き回る
何か面白いことないかなあ、そう考えているとリンゴが一つ転がっていくのが見えた
「すいません、リンゴ落としちゃって」
そういいながら、水色の髪の女の子がリンゴを入れた紙袋を抱えて拾おうとするのを見て大丈夫そうだなと行こうとすると
「あああああ」
という声がと一緒にたくさんのリンゴが転がっていくのが見えた
これはさすがに手伝わなきゃな
そう思いリンゴを拾っていくと水色の髪の女の子がこちらを見て
「あっ」
「ありがとうございます」
そう笑顔で言ってくれた
「どういたしまして」
そこから全て拾い終わり袋に戻してから
なんかこの入り方てきにまたこぼれそうだよな、うーんそれはあまりよくない、次はリンゴが傷つく可能性もある、よし十分入りそうなかごでも作るか
「本当にありがとうございます、落とさないよう気を付けます」
そういい行こうとする彼女に声をかけとめる
「ちょっと待ってこれ」
といい木で作ったかごを渡す
「えっそんな、悪いですよ」
「ああ、大丈夫これ今魔法で作ったやつだから、ああでも心配なら無理して受け取らなくていいよ」
そう言うととても良い笑顔で
「それならもらいます、ほんとありがとうございました」
と言われお辞儀され、落ちそうなリンゴを風魔法で支える
またここまで感謝されるとは、みんないい人すぎるでしょ、スラム街でやってるわけでもないのに感謝しすぎだって、当たり前のことしてるだけなのに
「どういたしまして」
それだけ返して散歩を再開した
うん?ああ図書館か、扉の上に掛けられた表札を見てそう思った
へえー一階の入り口から見て右側の大体真ん中くらいにあったのか、いやここから端近くまで続いてる感じか、気になるし入ってみるか
開きっぱなしの扉を通り中に入る
入口近くに本を読むための個室とその反対にトイレ、奥に進んでいくとそこには中央と端に置かれたテーブルと机、二階まで続く図書館と二階に行くための右から入口側を通って左に向かっての半周くらいの階段が置かれていた
へえ、二階にもあるのか・・・いや待ておかしいぞ確かここの真上は教室のはず、てことはここも魔法で拡大されてるのか、ほんとどんな魔法なんだか
さてとどんな本があるのかな~
うん?
高いところにある本を取ろうと頑張る、背の低い、薄い黄色の髪の地面に着きそうなくらい長い髪をした、紫の帽子をかぶった女の子がいた
その後ろから取ろうとしている本を取る
「これ?」
「ああ、そうじゃ、ありがとう」
そう言い本を受け取り俺の顔を見る
「おお、君は同学年の確か学年3位の人じゃな?」
もしかして俺って有名人なのか?なんか照れるな
「まあね」
そう返すとしばらく俺の目を見て
「ふむ、またすぐ会うことになるじゃろうな、その時は協力しよう、頼んだぞ」
「うん?ああ、その時は頼む」
そう返すと本を持ちながら中央の方に向かっていった
なんだかわからんが不思議と説得力がある言葉だったな
どんな本があるのか見ていると「危ない!」という声が聞えてきた
声が聞えたのはすぐ近く、どこだ?
あの声はあの子か、その目線の先はあそこか、二つ後ろの棚がこっち側に倒れそうになっていた、まずいなドミノ倒しみたいになるぞ、しかも腕が見えてる、多分あそこに誰かいる
「キャー」
その悲鳴が聞こえる少し前に、倒れそうな棚の間に入って倒れないよう、他の棚に当たらないように支える
「大丈夫か」
茶髪短髪の地味な細い男に向かってそう言う
「あ、ああ、大丈夫、その、ありがとう」
「どういたしまして」
そう言い棚をもとの位置に戻す
この重さの棚勝手に倒れるわけがない、が今犯人を探しても遅いだろうしな
「なんかあったら、だれでもいいから頼れよ」
風魔法で本を並べながらそういう
「は、はい」
その返事を聞き図書館から出ていった




