チーム対抗戦-25
それから炎魔法、ランク中位の便利なフライパーンを使い、火いらずのフライパンを作り出した
・・・えっ、じゃあ焚火いらないだろって?マジそれ、熱いだけだし邪魔だし、でもなんかヘマにぃが『焚火の準備手伝うか?』って聞いてきたから必要かなって思って準備したんだよね~
それから昨日の夜見張りの時にヘマにぃが解体しておいたライオンのような見た目の魔物の肉を準備し、みんなを呼び丸太に座ってお肉を焼いていく
「ねえヘマ、ライオンの肉っておいしくないって聞くんだけど、どんな味なの?」
焼いている肉を見ながら、何か嫌そうな顔でアメジが聞いてくる
「いや知らん」
「えっ知らないの?」
驚いた顔でそう返された
なにか勘違いしてるなこれ
「言っとくが、こいつはライオンじゃなくて魔物だ、魔物は見た目がウマでもライオンでも肉は同じ、海のやつは一部除いて魚ってのはアメジも知ってるだろ?」
「えっ、これ魔物だったの?」
また驚いた顔とさっき以上の驚いた顔と嫌そうな顔をする
「そうだけど・・・お前魔物の肉食べたことないだろ、魔力と脂が乗ってるし、臭くも硬くもなく美味しいんだぞ」
ええ、もしかして魔物食べるのって普通なの?いやいや、そんなわけない、だってどこの肉屋でも見たことないし、うん、普通じゃないはず
なんかすっごい不安そうな顔をしながら周りに視線を送る
「食べたことあるわよ、前の対抗戦で瑠璃にすごいすすめられて食べたことあるわ、意外と美味しかったけど・・・たまにでいいかな、気持ち的にね」
「もったいないよね~、美味しいのに、ああ、私は子供の頃から隠れて食べてた」
「俺もそうだったなあ~」
「私はヘマにぃが食べてるの分けてもらってからは一緒に食べてるよ」
「わ、私はない、です」
えっもしかして私とライトちゃんがおかしい?いやそんなはずはない、だってよく食べてるのがあの3に・・・瑠璃先輩いるから異常って言いづらい、いやでも2人は異常だし、ああもうわかんない
頭を抱えながら考える
「まあ一旦食ってみろ、タレはないが塩で味付けはしている、ロラと瑠璃先輩が」
そう言って肉を盛りつけた皿と箸をアメジに渡す
すごい顔で箸で掴んだ肉とにらめっこしている
「あっ、これ、とってもおいしいです」
といい満面の笑みでライトちゃんが肉を食べる
「ああ、やっぱり美味しい物を食べてるライトちゃんを見るのは幸せだねロラ、ほらライトちゃんもっと食べて」
「ねえ、見てるだけでお腹いっぱいになりそう」
それを見て喉を鳴らし舌なめずりをして肉を口へと運び、何度か噛み
「お・・・」
体を震わせ小さい声で何かを言う
「おいしいーーー!!!!」
森中に響きそうな大声でそう叫ぶと、肉を次々と口に運び、しっかり噛んで味わう
おいしい、おいしすぎる、魔物の肉ってこんなにおいしかったんだ




